+-----------------------------------------------------------------------------+ | ★★★★★★★★★ dbMAGIC(Ver8.2K4)追加情報 ★★★★★★★★★ | +-----------------------------------------------------------------------------+ このファイルには、dbMAGIC Ver8.2K4についてのマニュアルに記載されていない注意点や 制限事項など重要な情報が記載されています。 A. 動作環境 B. 注意事項/制限事項 ●ワークグループ開発機能 ●フォームエディタ ●印刷機能 ●インターネット機能 ●パーティショニング機能 ●コマンドラインリクエスタ ●RQ関数 ●テーブルリポジトリ ●ロックとトランザクション ●リポジトリ入出力 ●データアクセス ●旧バージョンからの移植の際しての注意 ●その他 C. 参考 ●サポートするイメージフォーマット ●制限値 D. Ver8.2K4 での改善内容 ・フォームテーブルの Javaフォーム形式は、現在評価機能です。 ・マニュアルファイル(PDF形式)は、バージョン 1.3 形式です。参照するためには、 Acrobat Reader の 4.05J が必要です。本製品の CD-ROM の Acrobat ディレクト リ上にある ar405jpn.exe を実行することでインストールできます。 ============================================================================== A. 動作環境 ・初期のWindows95 (4.00.950 または 4.00.950a)の場合、OS のモジュール構成によ っては、dbMAGIC が正常に起動しない場合があります。 この現象は、oleaut32.dll が Ver 2.1 と comctl32.dll が Ver 4.00.950 の時に 発生することを確認しております。 この場合は、Internet Exploler 3.02以上をインストールしていただくか、本製品の CD-ROM の OSディレクトリ上にある 401comctl.exe(comctl32.dll を Ver 4.72.361 1.1900 にアップデートします) と、Jaaxdist.exe (Oleaut32.dllを Ver2.20.405 4 にアップデートします) を実行してください。 ・[設定/動作環境]の[パーティショニング] タブで [アプリケーションサーバとして 使用する] 欄を Yes にすると [設定/動作環境]の[動作設定]タブの [キーボード休 止秒数] の指定が無効になります。 ・MRB(Magic Requester Broker)用のパスワード(MRB.INI の PasswordSupervisor) が 設定されていない場合は、MRB起動時に "Security Hazerd" というワーニングダイア ログが表示されます。 ・セットアップされたPCに不当なタイムスタンプ(例えば、'0000/01/01')に設定された フォルダが存在する場合、 LICENCE ERROR:SYSTEM DATE IS INCORRECT というエラーが出てdbMAGICが起動しない場合があります。 このような場合、Windowsディレクトリの中のフォルダのタイムスタンプをチェック して、変更してみて下さい。 ・OS のシステムクロックが '2038年1月20日'以降に設定されている場合 dbMAGICは正 常に起動しません。 ============================================================================== B. 注意事項/制限事項 ●ワークグループ開発機能 ・CTL特性の[MVCSスナップショットファイル]欄および[MVCSロックファイルパス]欄は、 全てのクライアントにおいて共通に利用できるように指定してください。そのとき に、必ず各CTL毎に[MVCSスナップショットファイル]および[MVCSロックファイルパ ス]欄の設定がユニークになるように留意してください。 これらの指定を省略する場合、アプリケーションの識別子を元にパスが決定される為、 [設定/アプリケーション]の[識別子]欄は、全てのクライアントにおいて共通に利用 できるように指定してください。そのときに、必ず各CTL毎に「識別子」がユニーク になるように指定してください。 例えば[MVCSスナップショットファイル]欄の指定を省略した状態で、アプリケーショ ンの識別子が "Z:\MAGIC\CTL\AA" の場合、スナップショットファイルは "Z:\MAGIC\CTL\AASNP.MCF" という名前で作成されます。 ・また、[MVCSデータベース]欄も全てのクライアントで共通に利用できるように指定 してください。そして、必ず各CTL毎に[MVCSデータベース]欄が指すデータベース の[位置]欄は、ユニークになるように設定してください。「位置」を決める場合には 以下の点に留意してください。 1) データベーステーブルの名前には「MVCS」「MagicMVCSDataBase」を使用しないで ください。これはdbMAGIC内部で使用しているデータベース名となります。 2) dbMAGICをインストールしたディレクトリには「MV」という名前で始まるファイル やディレクトリを作成しないでください。これはdbMAGIC内部で使用しているMVCS によって自動的に作成されるファイルの識別子となります。 ・MVCSに登録されるユーザIDは、通常は現在のユーザIDが使用されますが、アプリケー ションパーティショニングでログオンしたユーザIDが使用されることがあります。 ・開発版で開発中のCTLファイルを実行版で実行する場合、CTLの同期が取られません。 実行版で運用しているCTLを直接開発版で変更しないようにしてください。 ・読込専用でタスクをオープンしていても、フォームは変更できますが、その内容は CTLには反映されません。 ・ワークグループ開発を使用する場合は、Btrieve エンジンのトランザクション一貫性 を有効にしてください。 設定するには、Btrieve 6.15 の場合 Microkernel Setup ユーティリティにて、 Pervasive.SQL 2000 の場合 Pervasive Control Center の Cofiguration Utirity を使用します。 設定内容は以下の通りです。 Btrieve 6.15 | Pervasive.SQL 2000 | ------------------------------+------------------------------+----------- トランザクション一貫性保守 | トランザクション一貫性保守 | On (これにより、パフォーマンスよりも、データの一貫性が優先されます。) | | オペレーションバンドルリミット| オペレーションバンドル制限 | 1 起動タイムリミット | 起動時間制限 | 1 ディスクI/Oウェイトリミット | | 1 また、できるだけサーバエンジンを使用していただくことをお勧めします。 ・タイプまたはテーブルの修正中は他のリポジトリの修正作業を行わないようにしてく ださい。 ***************************************************************************** ●フォームエディタ ・[基本色]テーブルにて、背景色を透過指定した場合、フォームエディタ上の色パレ ットでは黒色の背景色で表示されます。 ・開発時、フォームエディタ上でテーブルの下辺位置とフォームの下辺が同じ場合、 フォームの右側にスクロールバーが表示されます。実行時には表示されません。 ・[複数行編集]欄が 「Yes」 のテキストコントロールに対して [表示調整]コマンドを発 行すると、テキストがぶれて表示されます。ただし、再表示すれば表示は元に戻りま す。 ・複数選択して変更できる特性は、以下の通りです。そのほかの特性を変更した場合、 最初に選択されたコントロールの特性のみが変更されます。 1)GUIフォームエディタ フォント (式を含む) 色 (式を含む) 有効 可視 左辺位置 (式を含む) 上辺位置 (式を含む) 幅 (式を含む) 高さ (式を含む) 位置(割合) スタイル 境界 垂直整列 水平整列 複数行編集 X1 X2 Y1 Y2 注意)Y1,Y2のみ式を設定した場合、式の値がY1>Y2になると、ラインの傾きが左上が りから右上がりに変わります。 また、Y1のみ式を入れていると、Y1>Y2になると、Y2にもY1の値が入って、本 来左上がりになるところが、横一直線になります。 対応策としては、Y1,Y2のいずれか、あるいは両方が可変の場合、すべての座 標を式で設定しておく必要があります。 2)HTMLフォームエディタ データ入力(式を含む) 複数行編集 フォント (式を含む) 色 (式を含む) 境界線の幅 (式を含まない) 可視 段落整列 インデントレベル テキストタイプ 幅 (式を含む) 高さ (式を含む) 幅(%) 水平整列 垂直整列 固定幅 3)JAVAフォームエディタ 有効 データ入力(式を含む) 複数行編集 垂直スクロール 水平スクロール フォント (式を含む) 色 (式を含む) 境界線の幅 可視 スタイル 左辺位置 (式を含む) 上辺位置 (式を含む) 幅 (式を含む) 高さ (式を含む) 位置(割合) X1 X2 Y1 Y2 ・コントロールにデータを再定義した場合、変更できない特性は以下の通りです。 フォント 色 スタイル 境界 複数行編集 アクション カラム数 ステップ数 ・テーブルコントロールでタイトル高さと行高さの変更をコントロール特性で指定で きない場合があります。このような場合、テーブルコントロールの行間をマウスで 調整してください。 ・フォームエディタでフォームサイズを変更する為に、マウスで下辺をドラッグして、 MAGICのWindowの枠の位置まで持っていくと、縦スクロールバーが表示されます。 ・APGで作成したコントロールと、手動で貼り付けたコントロールでは幅が異なります。 ☆HTMLフォームエディタ ・HTMLフォームにおいてリッチエディットを貼り付けられますが、このコントロール は読込専用となります。 ・項目パレットからコントロールを配置する場合、タブコントロールはコンボボック スに置き換えられます。 ・以下のような操作を行った場合、予期しない空白行がフォームに挿入されることが あります。 1)コントロールパレットからダブルクリックしてコントロールを配置した場合 2)あるコントロールに別のコントロールを重ねようとした場合 3)[複数行編集]欄が「No」のコントロールの高さを変更しようとした場合 ・HTMLフォーム形式のエディットコントロールをHTMLドキュメント形式のフォームに 貼り付けた場合、フォームエディタ上ではスタイルが「Windows立体」になりますが、 実行時には平面となります。 ・フォーム上で矢印キーを押下した場合、マウスカーソルの形状が変化することがあ ります。 ・テーブルコントロールに[背景]を指定しても、フォームエディタ上では表示されま せん。 ・カラム特性の[カラム数]が「1」でないラジオボタンは正しく配置できないことがあ りますので、[カラム数]はコントロール特性で設定してください。 ・Javaアプレット、ActiveXコントロールに渡すパラメータを定義式で指定する場合、 文字型で定義してください。 ・HTMLフォームエディタのスタティックテーブルの一つのセル内に複数のコントロー ルを配置する場合、縦にしか並べることができません。 ・インターネットAPG で作成された HTMLフォーム上のテーブルコントロールのタイト ルが隣のものと重なる場合があります。この場合は、重なったテキストコントロー ルのコントロール特性において[テキスト]欄の文字列の最後にスペースを入力し てください。この後、マウスでこのテキストコントロールを配置し直してください。 ・フォームの複写およびコントロールのコピーを行う際、フォーム特性およびコント ロール特性のハイパーリンクの設定においてハイパーリンクタイプがURLの場合、式 欄の値が複写されません。フォームの複写およびコントロールのコピー後に再度設 定をしてください。 ☆Javaフォームエディタ ・[ブラウザで表示]コマンドを実行しても、WWWブラウザにはコントロールは表示され ません。 ・親のコントロールのみを選択していても、親のコントロールを移動すると子のコント ロールも移動してしまいます。 ・フォーム上で矢印キーを押下した場合、マウスカーソルの形状が変化することがあり ます。 ・ホットスポットコントロールをイメージコントロールに貼り付ける場合、イメージか らはみ出して設定されることがあります。 ・JAVAフォームエディタにおいて設定した幅と高さと、WWWブラウザで表示される幅と 高さを比較すると、WWWブラウザの方が約1.2倍大きく表示されます。 ***************************************************************************** ●印刷機能 ・GUI印刷にてフォーム寸法単位をダイアログに設定した場合、dbMAGIC のバージョ ンにより出力結果が異なる場合があります。寸法単位は、センチかインチを指定し て下さい。 ・入出力特性の[用紙サイズ]、[用紙の向き]および[部数]の指定より、MGPRN ユー ティリティで指定された印刷の向きが優先されます。 ・プレビュー表示では、イメージスタイルが以下の場合、有効になりません。 T=タイル C=コピー ・プレビュー表示では、プリンタ固有のマージンの設定を考慮しておりません。この ため、左右上下の余白部分が実際の印刷結果と異なります。 ・プレビュー表示の倍率を変更するとキーボードによって改ページができなくなる場 合があります。このような場合は、マウスにてスクロール操作してください。 ・[フォーム特性]の[フォーム拡大]が[O=1ページ]の場合、プレビュー表示で、 リッチエディットが表示されません。 ・[フォーム特性]の[フォーム拡大]が[M=複数ページ]の場合、リッチエディッ トが拡大して出力されません。 ***************************************************************************** ●インターネット機能 ・使用するWWWブラウザによっては、dbMAGICのHTTPリクエスタが1回起動されるべき 個所で複数回起動されることがあります。現在はInternetExplore 3.0x においてこ の現象が確認されています。InternetExplore 4.01 SP1 ではこの現象は確認されて いません。 ・複数のフォームをデータ出力する場合、1レコード毎に1フォーム作成されることが あります。 ・文字型のイメージは正しく表示できない場合があります。表示したいイメージファ イルはCTL特性の[インターネット開発ファイルルート]欄の指すディレクトリに配置 し、あらかじめWWWブラウザで表示できるイメージフォーマットにしておく必要があ ります。 ・フォーム特性の環境設定においてドメイン制限「Yes」の場合、Cookieの情報が正し く渡りません。Cookieを使用する場合、ドメイン制限「No」としてください。 ☆HTML実行時の動作 ・背景に使用するイメージファイルはCTL特性の[インターネット開発ファイルルート] 欄で指定したディレクトリに配置する必要がありますが、実行時には動作環境の [Webドキュメントパス]欄で指定したディレクトリを参照してしまいます。このため、 背景に使用するイメージファイルはそれらの両方のパスに配置してください。 ☆Java実行時の動作 ・Javaフォームを使用する場合、JDK1.1.6以上をサポートするWWWブラウザが必要とな ります。また、HTMLフォームにおいてJavaアプレットを使用する場合、そのアプレッ トが必要とするJDKをサポートするWWWブラウザが必要となります。 ・Javaフォームにおいて、データが入力できないことがあります。また2バイトコード の入力はできません。参照のみで使用することをお勧めします。 ・Javaフォームにおいて、テーブルコントロールの子コントロールとそうでないコント ロールとは、同一レコードの内容が表示されないことがあります。 ・動作環境の[Webドキュメントパスの別名]欄に設定する文字列には、特殊文字を含む ことはできません。パスには半角英数字を使用することをお勧めします。 ・Javaフォームにおいて、日付型の書式に「J」や「S」を使用することはできません。 ・Javaフォームにおいて、フォームエディタとWWWブラウザでは表示が異なることがあ ります。 1)フォームエディタ上の各コントロールはGUIフォームエディタと共通の表示をして いますが、Javaでは色や形が異なることがあります。 2)Zオーダが正しく反映されないことがあります。 3)コントロール特性の「フォント」が正しく反映されないことがあります。 4)コントロール特性の「色」に透過色を指定すると、灰色として表示されます。 5)割合での位置を設定したコントロールと、設定していないコントロールでは座標の 計算に若干のずれが生じます。一つのフォームにおいて、全てのコントロールに同 じ割合を設定することをお勧めします。 6)テーブルコントロールの外枠線は正しい位置に表示されません。また、フォームエ ディタでは切り捨てられる行数の端数が、WWWブラウザでは切り捨てられずに表示 されます。 7)グループコントロールのグループ名を表示する上辺位置がWWWブラウザでは若干上 方に移動されます。 ・コントロール特性の[可視]欄の指定が効かないことがあります。 ・コンボボックスの高さを割合で設定した場合、WWWブラウザでは高さが変化されない ような表示になります。 ・ホットスポットを設定した場合、親となるイメージの位置とサイズに式が使用され ていると、ホットスポットの座標が正しく計算されないことがあります。 ・ハイパーリンクの設定が存在する場合、URLの変換が他のフォーム(HTMLフォーム 等)と異なる場合があります。ハイパーリンクの設定を行う場合、URLは絶対パスと し、かつディレクトリ名の区切りは「/」として記述することをお勧めします。 ***************************************************************************** ● パーティショニング 機能 ・MGRB.INI の AutoLoadで指定したエンジン数に達すると、それ以降はエンジンを終了 しても AutoLoadされません。 ・MGREQ.INIのBrokerTimeoutを「0」にした場合、マニュアルではエンジンからMRBには 何も返されないとありますが、実際には約10Secでエラーが返ってきます。 ・コールリモートのパラメータにおいて、戻り値とエラーコードに同じ項目を設定した 場合にプログラムチェックユーティリティでエラーになりません、同じ項目を指定し ないように注意してください。 ・MGRB.INIのServerTimeoutを設定すると、非同期の実行時にI_AM_ALIVEメッセージが MRBに送られますが、メッセージが止まっても何もエラーが発生しません。 ・dbMAGIC起動時に自動的にアプリケーションを起動する場合、開発モードで起動する とアプリケーションサーバとして認識されません。アプリケーションサーバとして 認識させる為には、dbMAGIC起動後に一度開発モードを抜ける必要があります。 ・MRB の終了時にエラーが発生する場合があります。 ***************************************************************************** ●コマンドラインリクエスタ ・-ARGUMENTSにおいてNULL値(-U)を指定した場合、構文エラーとなります。 ・-ARGUMENTS及び-VARIABLESにおいて「,」をデータとしては使用できません。 ・-ARGUMENTS及び-VARIABLESにおいて数値型のパラメータを使用した場合、誤差が生じ る場合があります。 ・-EXEにおいてに引数を複数記述すると、正しく起動しない場合があります。常 に必要なパラメータについては、MGRB.INIにおいて引数を設定してください。 ・-TERMINATEにおいて右辺に何も指定しない場合、ALLとみなされます。 ・MGRQCMDL.EXE -QUERY=PENDING= では、PasswordQuery しか指定できません。 ***************************************************************************** ● RQ関数 ・RQRTINF関数を実行する場合、正しい戻り値が取得できないことがあるため、直前にRQ RTS関数を実行してください。 ・RQRTAPPS関数を実行する場合、正しい戻り値が取得できないことがあるため、直前に RQRTS関数を実行してください。 ・RQRTAPPS関数の入力パラメータであるエンジン番号を0に設定した場合、MRBが管理す るすべてのMAGICエンジンのアプリケーション数(およびRQRTAPP関数のアプリケーシ ョン名)が取得されます。 ・RQRTAPP関数を実行する場合、正しい戻り値が取得できないことがあるため、直前に RQRTAPPS関数、及びRQRTS関数を実行してください。 ・RQRTTRM関数を実行する場合、意図したエンジンが終了できないことがあるため、直前 にRQRTS関数を実行してください、 ・RQQUEINF関数を実行する場合、 正しい戻り値が取得できないことがあるため、直前に RQREQLST関数、またはRQQUELST関数を実行してください。 ・RQREQINF関数の入力パラメータである登録番号は、RQREQLST関数を実行した後の場合、 一番最後のリクエストから順に割り振られた番号です。 また、RQQUELST関数を実行した後の場合は、ペンディングのリクエストだけを対象に して、実行する順に割り振られた番号になります。 ・RQSTAT関数を発行すると、RQREQINF関数の戻り値はクリアされます。 ・RQRTREQINF関数の入力パラメータである最小ID、最大IDを共に0を設定した場合、最大 で20までの値を返します。すなわち、リクエスト数が20を越えていても、20以上の値 は返しません。 ・リクエストに関する次の関数のPasswordSupervisor、またはPasswordQueryのチェック 機能は無効です。 RQREQLST,RQQUELST,RQSTAT,RQQUEDEL,RQQUEPRI ***************************************************************************** ●テーブルリポジトリ ・DDF作成するテーブルの[名前]欄およびカラムの[名前]欄を空白にしないで下さい。 空白にした場合、BtrieveのODBCドライバにおいて正しく認識されない場合がありま す。 ***************************************************************************** ●ロックとトランザクション ・バッチタスクにおいて、処理レベルテーブルのトランザクションに「L=オンロック」 を指定した場合、[エラー]欄に「R=リトライ」および「S=スキップ」を設定しても正し く動作しません。バッチタスクにおいては[トランザクション]欄に[P=前処理]を指 定することをお勧めします。 ・128 ユーザ以上のマルチユーザ環境で使用する場合は、MAGIC.INI ファイルの [MAGIC_SPECIALS] セクションに SpecialLockVersion = 8 と指定してください。この指定を行う場合、全ての端末において同一の設定をして ください。また、dbMAGIC Ver8と以前のdbMAGICとを共存させる場合、この設定をし ないでください。 ***************************************************************************** ● リポジトリ入出力 ・リポジトリ入力時にプログラムリポジトリの全体の権利が反映されない場合がありま す。 ***************************************************************************** ● データアクセス ・親タスクのタスク後処理から子タスクを起動するとき、この子タスクがバッチタスク でリンクテーブル(Wリンクを使用)のみを使用して更新処理をしている場合、レコー ドロック解除待ちとなるべき状態において、そのメッセージが一度表示されるとタス クが終了してしまいます。 ・レコードアクセスが失敗するようなプログラムにおいて、レコードアクセス失敗時が 「S=スキップ」の場合、インデックス重複エラーの後のに#2のエラーが返る場合があ ります。 ・キャッシュが有効になっているプログラムでは、タスク制御/オプションタブ/ウィ ンドウ再表示機能が効きません。 ***************************************************************************** ● 旧バージョンからの移植に際しての注意 リファレンス(PDF ファイル) の 19章 19.5 Ver8 への移行の際の注意事項 をご覧 ください。 ***************************************************************************** ●その他 ・CONST ファイルを mgconst.jpn の変わりに mgconst.hig(または、hi2,hi3)を使用 することで、各オブジェクトのテーブル行数を増やすことができます。ただし、式 テーブルは、変更できません。 ・カラムからのクロスリファレンス実行中にはESCキーで中断できないことがあります。 中断する場合、OKボタンを押下してからESCキーを押下してください。 ・MAGIC.INI に以下の様に設定すると、開発モード時に、各オブジェクトがツリー表 示されます。(スペシャルツリー) [MAGIC_SPECIALS] SpecialTree=Y アプリケーションオープンに失敗した場合、スペシャルツリーが複数個表示される 場合があります。この場合、一度アプリケーションクローズしてください。 ・マージタグの MGIF_name を使用する場合、データが論理型でない場合の動作は不定 となりますので、必ず論理型のデータを使用してください。 ・マージタグの MGIF_name を使用する場合、MGIF_name をネストするとタグが正しく 認識されない場合があります。ネストは2レベルまでとすることをお勧めします。 ・Windows NT Ver4.0 においては以下の内容が確認されています。 1)複数行編集「No」のエディットコントロールではカーソル位置と表示される文字 位置が揃わない場合があります。この場合、複数行編集「Yes」に変更するか、プ ロポーショナルフォントを使用することを検討してください。 2)パスワードエディット「Yes」のエディットコントロールではIMEは起動できませ ん。 3)コンボボックスにフォーカスがあり、データ欄の設定されていないプッシュボタ ンを押下してバッチの子タスクを起動し、かつ子タスクのオプションメニュー 「Yes」の場合、キーボードより入力した 'Y' という内容はコンボボックスの選 択肢 'Y' という文字が存在しない場合のみ確認ウィンドウに渡されます。 確認ウィンドウにおいてキーボードを使用する場合、左右矢印キーおよび改行 キーを利用することをお勧めします。 ・Microsoft(R) Office 97 においては以下の内容が確認されています。 1)Office 95で作成されたオブジェクトがリンクされたOLEコントロールをダブルク リックしても該当するアプリケーションは起動されないことがあります。これは ワードパットのオブジェクトの挿入においても発生することが確認されています。 確認したオブジェクトはWord 95およびExcel 95です。Word 97およびExcel 97 以上で作成されたオブジェクトにおいては発生しないことが確認されています。 これはOLE2に関連するモジュールがOffice 97によって上書されたためと考えら れます。 2)DDEPOKE()関数を使用する際にExcel 97のグラフシートが表示されている場合、 MSO97.DLLのページ違反が発生します。Excel 97のマクロを利用して、DDEPOKE() 関数を発行する前後にアクティブなシートを変更するようにすることで回避でき ることが確認されています。 3)MS-IME97を使用する場合、マルチインスタンスで起動しているdbMAGICのIMEの入 力モードが変更されることがあります。これは「MS-IME97 のプロパティ」が全ての ウィンドウで共通となる動作をするためであり、メモ帳のマルチインスタンス等 においても発生することが確認されています。 ============================================================================== C. 参考 ●サポートするイメージフォーマット ・サポートしているイメージファイルのフォーマットは以下のとおりです。 対応するグラフィックサポートモジュールをインストールする必要があります。 ファイルタイプ サブタイプ 表示 -------------------------------------------------- BMP OS/2 ○ Windows RGB Encoded ○ Windows RLE Encoded ○ JPG Standard Encoding ○ Progressive Encoding × JIF Standard Encoding ○ Progressive Encoding × WPG WordPerfect Version 5.0 ○ WordPerfect Version 5.1 ○ WordPerfect Version 6.0 × PCX ZSoft Paintbrush Version0 ▽ ZSoft Paintbrush Version2 ○ ZSoft Paintbrush Version5 ○ MAC MacPaint No Header ○ MacPaint With Header ○ PCT Macintosh PICT ○ TGA 8 Bit Compressed ○ 8 Bit UnCompressed ○ 16 Bit Compressed ○ 16 Bit UnCompressed ○ 24 Bit Compressed ○ 24 Bit Uncompressed ○ IMG GEM Paint × TIFF Fax CITT3 ○ Huffman Compressed ○ LZW Compressed × Packbits Compressed ○ Uncompressed ○ WMF Window Metafile ○ MSP Microsoft Paint △ PSD Adobe Photoshop 2.5 × RAS Sun Raster Images ○ EPS Color - No Preview ▽ Color - With Preview ○ Monochrome - No Preview ▽ Monochrome - With Preview ○ ▽は、実際のイメージと異なって表示される場合があります。 GIFデータを表示させるには、magic.iniの[MAGIC_ENV]セクションに、以下の記述を 追加します。 UnlockGIFLZWCode=[License Number] ここで、License NumberはUnisysから購入するライセンスコードを指定してください。 なお、ライセンスに関する詳しい情報は、米国Unisys Corporationの下記URLにあります。 http://www.unisys.com/unisys/lzw/lzwfaq_j.html ***************************************************************************** ●制限値 ・各テーブルの最大登録数は以下のとおりです。 設定 アプリケーション 99 (その他環境設定用テーブルには制限がありませんが、メモリ環境などに依存しま す。) リポジトリ タイプリポジトリ 5,000 テーブルリポジトリ 5,000 テーブルリポジトリ/各テーブルのカラム数 999 テーブルリポジトリ/インデックス (DBMSに依存します) テーブルリポジトリ/インデックスセグメント 199 (インデックスは、使用するDBMSによって実際に使用できる制限値が変わります) プログラムリポジトリ 20,000 プログラムリポジトリ/処理レベルテーブル 10,000 プログラムリポジトリ/処理テーブル 10,000 プログラムリポジトリ/変数項目テーブル 676 (変数のみをセレクト定義した場合のみ) プログラムリポジトリ/式テーブル 9,999 プログラムリポジトリ/フォームテーブル 9,999 プログラムリポジトリ/DBテーブルーブル 10,000 プログラムリポジトリ/入出力ファイルテーブル 9,999 プログラムリポジトリ/ソートテーブル 32,765 プログラムリポジトリ/タスクイベントテーブル 1,000 ヘルプリポジトリ 20,000 権利リポジトリ 5,000 メニューリポジトリ 5,000 メニューリポジトリ/レベル数 10 メニューリポジトリ/1レベル当りのエントリ数 5,000 イベントテーブル 1,000 ・1つのフォームに配置できるコントロール数は、最大1,000個までです。 ・フォームのコントロールを一度に選択できる個数は、最大1,000個までです。 ***************************************************************************** D.Ver8.2K4 での改善内容 (Ver8.2K3 以前の変更事項については、history.txt を参照してください。) ●動作環境 SQL系データベースでのインデックスチェックが有効になりました。 [データベース特性] ダイアログ [SQL] タブ内の [データベース情報] 欄に 「CHECK_KEY=Y」 というパラメータを記述することで、インデックスチェックを有効にできるように なります。 ただし、インデックスの重複時にチェックでエラーになるとトランザクションの破 棄を行うため、トランザクション開始時まで処理が戻ります。タスクレベルトラン ザクションでは、タスクレベルまで破棄されます。 ●フォームエディタ フォームの複写時に一部の情報が継承されない不具合を修正しました。 コントロールが多く張り付けてあるフォームを上書登録すると異常終了することがあ る不具合を修正しました。 イメージ効果の選択肢が正しく表示されない不具合を修正しました。 テーブルの幅がウィンドウサイズを越えている場合、テーブル上のチェックボック スやラジオボタンの表示が縦スクロールで乱れる不具合を修正しました。 コントロールパレットからサウンドを貼り付けてもファイル名がコントロール特性 に反映されない不具合を修正しました。 ●インターネット機能 HTML/HTMLドキュメントフォームのテーブルコントロールの色を指定できるようにな りました。 MAGIC.INI の [dbMAGIC_ENV] セクションにて以下のように色の指定を行います。 色No は基本色テーブルの番号で、背景色が反映されます。 DTableColor = テーブル全体の色No DtbTtlColor = タイトル領域の色No DTbRowColor = データ領域の色No HTMLフォームにおいてインデントが正しく行われない場合がある不具合を修正しま した。 ハイパーリンクに長いパラメータを設定するとアベンドする不具合を修正しました。 ●パーティショニング機能 コールリモートの数値型パラメータを16桁まで渡すことができるように修正しまし た。 ●テーブルリポジトリ テーブルリポジトリでの自動変換機能時のメモリリークの不具合を修正しました。 テーブルの複写登録時を行った場合、テーブルが存在しているのに「リネームしま すか?」というダイアログが表示されない場合がある不具合を修正しました。 ●ロックとトランザクション ブレイク処理で ロック方式=即時 のバッチタスクを実行すると、最初のレコードで ロックが残る不具合を修正しました。 バッチ処理で、画面表示=N、ロック方式が即時以外の場合、レコードロックが解除 された後,dbMAGICエンジンが異常終了する不具合を修正しました。 加算モードにおいて元のレコードのレコードロックが解除されない不具合を修正しま した。 ●リポジトリ入出力 リポジトリ入力したイメージコントロールのイメージ効果が出力元と変わってしま う不具合を修正しました。 ヘルプリポジトリをリポジトリ出力するとツールチップとWindowsヘルプが途中で分 割されてしまうことがある不具合を修正しました。 ●その他 エンジンが実行中は、バックグラウンドモードのログがファイルに出力されない不 具合を修正しました。ログファイル名として プロセスIDを付加しました。 バックグラウンドモードで起動すると、非同期で出したリクエストが処理されない 不具合を修正しました。 ウィンドウ消去=N にしたアプリケーションを動かしていると、異常終了する場合が ある不具合を修正しました。 登録モード時に '画面再表示'ACT または 'ビュー再表示'ACT が発行されると不適 切なメッセージが表示される場合があるため、このアクションは登録モード時に無 効になるように修正しました。 フローモニターで一行の表示文字列が長い場合、アクセス違反が発生する不具合を 修正しました。 フローモニターでファイル名の出力を行うとアクセス違反が発生する不具合を修正 しました。 フローモニターのインデントが戻らない場合がある不具合を修正しました。 入出力特性のトークン前付符号/後付符号のデフォルト値を変更できるようにしまし た。 MAGIC.INI の [dbMAGIC_ENV] セクションにて以下のように指定を行います。 MergePrefix = {!$ MergeSuffix = } ***************************************************************************** マニュアル(PDFファイル)を以下の通り修正しました。 リファレンス(第5版) 6章 6.8 [DBテーブル]ウィンドウ キャッシュ の記述を修正 6.9 [入出力ファイル]テーブル リクエスタの記述を修正 10章 10.12 HTML フォームエディタ MAGICプログラム の記述を修正  15章 15.2 MGREQ.INI ファイル Username,Paasword/DefPath,DefName/DefHtml の説明を修正 15.6 実行時の動作 MRB のエラーコード一覧を修正 19章 19.1 ログファイル In Task Form # ,can't split xxxx の説明を修正 新機能ガイド(第5版) 4章 4.3 リモートコール MRB のエラーコード一覧を修正 用語集(第4版) 2章 2.3 MRB のエラーコード一覧を修正 付録A ログファイル一覧を追加 開発者ガイド分散開発編(第5版) 8章 dbMAGIC サーバ という表記を "データサーバ" に変更 8.1 dbMAGICサーバ 節の名前を "データサーバとの通信処理" に変更 8.2 UNIX 版データサーバ Server type number の説明を修正 "1 台のホスト上で複数のサーバを使用する場合" の説明を修正 8.3 dbMAGICサーバのINIファイルのセットアップ [MAGIC ENV]セクション の "DataRecovery" を "ISAMTransaction" に修正 クライアントのMAGIC.INI ファイルのセットアップ サーバに関連するMAGIC.INI ファイルのパラメータ において "MCF Recovery" を削除