開発環境と同じPC上でアプリケーションを実行させることで、間違えを起こすかもしれません。
実行エンジンと開発エンジンは同じ実行環境を共有しています。
従って、キャビネットファイル(.ecf)を作成し、実行エンジンでこのアプリケーションを実行させることができます。
別のPC上でアプリケーションを実行する場合、開発環境と同じ環境設定を行う必要があります。
設定は、データベースの接続定義、論理名、プロジェクトのフォントファイル、基本色定義や開発時に設定した追加設定が含まれます。これらの設定が反映されたMAGIC.INIファイルや関連する外部ファイルをアプリケーションの実行環境にコピーする必要があります。
アプリケーションを別のPCにインストールする場合、以下の作業も必要になります。
Magic xpaの実行エンジンをインストールします。
アプリケーションディレクトリにキャビネットファイルや(イメージファイルなどの)関連するファイルを配置します。アプリケーションで使用するデータソースを置く場合もあります。これらのデータソースの内容は、アプリケーションの実行環境として新しいデータベースで利用できるようにする必要があります。
新しいPC上の[データベース]テーブルでデータベースを設定します。
アプリケーションが論理名を使用している場合、その設定も新しいPCにコピーする必要があります。
Notepadなどのテキストエディタを使用して、MAGIC.INIファイルを開きます。Magici.iniファイルの内容をもとに、開発環境での論理名の設定内容を実行環境にコピーします。新しいPCのディレクトリ名に基づいて実行名を変更します。
Magic xpaがサーバ上にインストールされている場合、以下の内容を確認する必要があります。
実行エンジンのインストールフォルダに読込権があること。
サーバ側がUNCシステムをサポートしていない場合、クライアント側の実行ディレクトリを同じドライブ/ディレクトリでマッピングされていること。
クライアント側でのMgxpaRuntime.exeを起動するショートカットのリンク先が、同じディレクトリを指定していること。
Magic.iniファイルの[MAGIC_GATEWAYS]セクションには、Magic xpaがインストールされるディレクトリとして、パスがハードコードされていないこと。
例:変更前 MGDB09=C:\Program Files (x86)\MSE\Magic xpa 2.x\Gateways\mgSQLite.dll
変更後 MGDB09= Gateways\mgSQLite.dll
ロギングが有効になっているとプログラムの実行パフォーマンスを低下させるため、ロギングをオフにすることを推奨します。
Magic xpaの実行エンジンを起動し、[動作環境ダイアログ](オプション→設定→動作環境→システムタブ)の[開始アプリケーションョン]を選択します。
この設定からズームしてアプリケーションの.ecfファイルを選択します。これで実行エンジンが起動されると自動的にこのアプリケーションが開くようになります。