プロジェクトのオブジェクトをコンポーネントとして定義することができます。コンポーネントを出力することにより、Magicプロジェクト間でリソースを共有することができます。また、プロジェクトの修正内容を簡単に配布することもできます。
Magic xpaには、WebサービスやCOMオブジェクトなどをMagic xpaのコンポーネントとして利用するためのウィザードツールが提供されています。また、コンポーネントインタフェースビルダを使用することで、Magic xpaのオブジェクトを外部からアクセスできるコンポーネントを作成することもできます。
コンポーネントは、[コンポーネント]リポジトリに一覧表示されます。画面には、他のプロジェクトと共有できるオブジェクトが表示されます。共有できるオブジェクトは次のとおりです。
モデル …… モデルは、コンポーネントとして定義する上で有効なオブジェクトです。プロジェクト間で使用するモデルの汎用的なコンポーネントを作成することができ、プロジェクトを簡素化することができます。例えば、電子メールを作成するアプリケーションをコンポーネント化した場合、ホストアプリケーションでは、パラメータ用に必要となるモデルを公開することができます。しかし、コンポーネント内でしか使用しないモデルは公開する必要はありません。
公開するモデルには、公開名を定義する必要があります。コンポーネントの作成を行う際、公開名が定義されていないモデルは参照することができません。
データソース …… データソースは、モデルと同じように公開されます。公開したいデータソースには、公開名を定義してください。コンポーネントアプリケーション内でのみ使用するデータソースは公開する必要がありません。ホストアプリケーションのプログラムでテーブルを使用する必要がある場合、データソースを公開する必要があります。
プログラム …… プログラムを公開する場合は、各プログラムに公開名を定義する必要があります。また、[外部]チェックボックスをチェックする必要もあります。
ヘルプ …… ヘルプオブジェクトをモデルやデータソースと同じように公開します。公開したい各オブジェクトに公開名を定義してください。
権利 …… 権利をモデルやデータソースと同じように公開します。公開したい各オブジェクトに公開名を定義してください。
メニュー …… メニューをモデルやデータソースと同じように公開します。公開したい各オブジェクトに公開名を定義してください。
イベント …… 公開したいイベントは、公開名を定義しさらに[公開]チェックボックスをチェックしてください。
関数 …… メインプログラムに定義されたユーザ定義関数を公開することができます。公開したいユーザ定義関数の[スコープ]特性を「グローバル」に設定してください。
動作環境
読み込まれたコンポーネントは、他のプロジェクトに統合され、[コンポーネント]リポジトリに表示されます。コンポーネントオブジェクトは、オブジェクト一覧から選択できます。
色とフォント
アプリケーションがコンポーネントとして使用されると、プロジェクトに設定された色とフォントは無視されます。
コンポーネントを作成する際、色とフォントの定義番号を大きめ(500または、520より大きく)に定義するようにしておくことを推奨します。
インデックスの分離が必要な場合は、ホストと同じ色のインデックスを使用するコンポーネントを回避することになります。