特定のコンポーネントにカーソルをパークした状態で、Alt+Enterを押下するか、コンテキストメニューから[特性]を選択すると、[コンポーネント特性]ダイアログボックスが表示されます。ここには、[汎用特性]と[設定]の2つのセクションがあります。
[汎用特性]セクションには、以下の特性があります。
レビジョン …… コンポーネントのレビジョン番号が表示されます。
プロジェクトファイル名
キャビネットファイル名
即時有効 …… プロジェクトの読込の際にコンポーネントも読み込むかどうかを指定します。デフォルトは、読み込むように設定されています。変更することができます。この特性が選択されていると、プロジェクトのオープン時にコンポーネントも読み込まれます。選択されない場合は、コンポーネントが最初に使用される時点で読み込まれます。デフォルト値は、ECIから読まれますが、修正することもできます。
並行実行プログラムを使用している場合、この特性はより効果的に働きます。最初のメインプログラムの[タスク特性]の定義によって、新しいコンテキストが実行されると、その都度メインプログラムを実行させることができます。この場合、並行タスクがそれを使用するかどうかにかかわらず、すべての新規タスクはコンポーネントを再読み込みします。従って、どのようにコンポーネントが使用されるかによって、この特性の設定内容を慎重に決める必要があります。
注意: |
キャビネットファイルが指定されていないコンポーネントはオープンすることができません。また、プロジェクトファイルとキャビネットファイルの内容が異なる場合も正しく読み込むことができなくなります。 |
[設定]セクションには、以下の特性があります。
ヘルプファイル …… コンポーネントについての説明が記述されたWindowsヘルプファイル名が表示されます。デフォルトのパスは、ECI と同じです。ファイル名はECIの中に設定されていますが、変更可能です。
ヘルプキー …… コンポーネントについての説明が記述されたWindowsヘルプファイル名の該当するヘルプキー(キーワード)が表示されます。変更可能です。
このダイアログボックス内の入力内容は、.eciから読み込まれた値によってデフォルト設定されていますが、値のほとんどを変更することができます。
特に、プロジェクトファイルとキャビネットファイル名の指定は重要です。ここには、各ファイル名が定義されていますが、アプリケーションを配備する際に、ホストアプリケーションが実行環境でコンポーネントにアクセスできるように、相対パスや論理名を使用するようにしてください。
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