チョイスコントロールには、ラジオボタン、タブ、リストボックス、コンボボックス、チェックボックスがあり、表示されるデータ値の一覧から値を選択することができます。選択できる値は、コントロールの[選択項目リスト]特性の内容で決まります。[選択項目リスト]特性にはカンマ区切の形式で複数登録できます。特性のデータ項目に割当てることができるデータ値は、その項目の書式に依存します。定義式をコントロールの[選択項目リスト]特性に割当てることで、有効な選択肢を動的に指定できます。
[表示項目リスト]特性に値を設定する場合は、[選択項目リスト]特性に指定した選択肢に対応した項目数を同じ順番で指定してください。
チョイスコントロールの値が、そのコントロールに対応する項目の範囲を外れている場合、その値はコントロール上では選択できません。
チョイスコントロールの選択肢は、キーボードショートカットを使用して表示などの操作が可能です。
チョイスコントロールに表示される選択肢には、それぞれ子コントロールを定義できます。選択肢に子コントロールが定義されている場合、その選択肢を選択すると、その選択肢の子コントロールが表示されます。選択されていない場合は表示されません。また、子となっているコントロールはピンク色の制御ボックスで囲まれます(通常のコントロールでは、制御ボックスは青色です)。
チョイスコントロールの選択肢を編集時に選択するには、Shiftキーを押しながらその選択肢をクリックします。
一方、チョイスコントロールの選択肢に定義されていない、チョイスコントロール自体の子コントロールは、選択肢を選択したかどうかにかかわらず、常時、表示されます。
この表示関係は、内部的にはコントロールレイヤという概念で制御しています。上記の内容をコントロールレイヤを使用して説明すると以下のようになります。
新規のコントロールを親コントロールにドロップすると、新規のコントロールは、自動的に親チョイスコントロールの現在表示されているレイヤの子コントロールとなります。ただし、レイヤが特定されていない場合、新規のコントロールは、親コントロール(チョイスコントロール)の全てのレイヤで子コントロールとしてリンクされます。
チョイスコントロールの表示されているレイヤを切り替えると、切り替え後のレイヤにリンクしている子コントロールが表示され、他のレイヤにリンクしている子コントロールは全て非表示になります。
Altキーを併用すると、それぞれのレイヤにリンクされたコントロールだけが選択できます。