イベントがどこで実行されるかを指定します。指定できるオプションは以下の通りです。
C=コンテナタスク …… [プッシュボタン]コントロールが定義されたタスクでイベントを実行します。
T=フォーカス上のタスク …… フォーカス内のタスクに対してイベントを実行するタスクに[プッシュボタン]コントロールが定義されていない場合に使用します。
ボタンがパーク可能な場合、フォーカス内のタスクはコンテナタスクになります。この場合は、この特性は意味がありません。
ボタンがパーク可能でなく、[実行元]特性が「フォーカス上のタスク」に設定された場合、ボタンをクリックしてもコンテナタスクは読み込まれません。これは、以下のことを意味しています。
定義されたパラメータは、イベントに渡されません。
タスクに定義される[イベント]ロジックユニットは、処理されません。
この特性の利点は、1つのボタンの使用で複数のタスクから同じイベントを実行させることです。
例:
親タスクのフォームに[プッシュボタン]コントロールが定義されており、[削除]イベントが割り当てられているものとします。このコントロールの[実行元]特性の設定内容によって以下のように動作が変わります。
「C=コンテナタスク」の場合
プッシュボタンを押下すると[削除]イベントが実行され、親タスクで選択したコントロール内のデータを削除しますが、サブタスクのフォーム上に定義されたコントロールのデータは削除されません。
「T=フォーカス上のタスク」の場合
プッシュボタンを押下すると、選択したコントロールが親タスクに定義されたものであっても、子タスクに定義されていてもどちらも削除対象となります。