[タブ]コントロールを使用することで、フォームの表示を簡潔にさせることができます。例えば、異なるテーブルと40以上の異なる表項目をフォームに配置する必要がある場合、それらをタブで整理することで、ユーザインタフェースがより簡単になる場合があります。
[タブ]コントロールを使用する場合、タブを選択すると、そのタブに関連付けられてたコントロールのみ表示されます。タブに関連付けるコントロールは、項目のに対応したものであったり、異なるタスク(またはプログラム)にリンクされたサブフォームになる場合があります。
[タブ]コントロールは、複数のコントロールと組み合わせることでフォームを設計することができますが、これらのコントロールは、リンクされたタブをクリックした場合のみ表示されます。
注意: |
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[タブ]コントロールの特性は、以下のセクション毎に定義されています。
モバイル仕様
[タブ]コントロールは、AndroidとiOSデバイス(バージョン:2.5から)のタブバーとして表示されます。タブバーは、フル画面で表示されます。このため、アプリを開発するときは、フォーム全体に渡って[タブ]コントロールを引き延ばすことを推奨します。
一般に、タブバーの機能は、デバイスのデフォルト動作に基づいています。
機能 |
Android |
iOS |
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ナビゲーション |
タブバーの項目をクリックするか、タブバーをスワイプします。 |
タブバーの項目をクリックします。 |
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位置付 |
フォームの最上位 |
フォームの底辺 |
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タブ内の水平スクロール |
サポートされません。水平スクロールは、タブ間の移動になります。画面サイズを超える(タブ上の)コントロールは表示されません。 |
サポートされます。 |
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タブ内の垂直スクロール |
サポートされます。 |
サポートされます。 |
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タイトルバー |
必須です。[タブ]コントロールはタイトルバーの統合要素であるため、フォームに[タブ]コントロールを定義した場合、([タイトルバー]特性が「No」に設定されても)タイトルバーが表示されます。
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必須ではありません。タブは、常に底辺に表示されます。 |
イメージ
タブには、テキストとイメージを含めることができます。イメージは、[イメージ項目ファイル名]と[イメージ項目インデックス]の各特性(Windowsのタブのように)で定義されます。
Windowsのタブとの違い:
イメージのサイズは、16x16(ピクセル)に制限されていません。しかし、イメージは正方形でなければなりません。このため、例えばイメージリストには、複数の100x100のイメージを含めることができます。指定されたイメージの高さを基に等分して表示されます。
[イメージファイル名]特性には、タブの全てのイメージを含めなければなりません。
Android:
Androidデバイスでは、テキストを空白にしたりイメージを指定しないようにするすることで、タブのヘッダを表示させないようにすることができます。この場合、タブはヘッダが表示されずオブジェクトの間でスクロールするために使用されます。以下の特性を設定することで、テキストとイメージの表示または非表示を行うことができます。
表示の組合せ |
[選択表示リスト]特性 |
[イメージ一覧ファイル名]特性 |
テキストのみを表示 |
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テキストとイメージを表示 |
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イメージのみを表示 |
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タブバーを非表示 (スクロール用のペインのみ表示) |
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iOSでは、[選択表示リスト]と[イメージ一覧ファイル名]を空白にした場合は、空白のタブが表示されます。
例外
デバイスのデフォルト動作のために、以下のようなコントロールを配置した場合は実行時にエラーになります。
[タブ]コントロールの外側に配置されたコントロール。
[タブ]コントロールのレイヤ0にリンクされたコントロール。
フォーム上の複数の[タブ]コントロール。
コンテナコントロール(例えば、[グループ]または別の[タブ]コントロール)にリンクされた[タブ]コントロール。
[タブ]コントロールが配置されたサブフォームタスク。
注意: |
フォームの背景(壁紙や色、グラデーション)は、すべてのタブで使用されます。 |
関連トピック:
キーボードによる操作