接続処理

コネクションの両端が実行中で、機能している限り、分散型アプリケーション・アーキテクチャーのさまざまな要素間のコネクションが残ります。"netstat"コマンドは、TCP/IPの状態図における異なるフェーズ間で、これらのコネクションの内容を参照することができます。

リクエスタ(例えばISAPI用)は、まず最初に、MRBと各アプリケーションサーバへの接続を開始します。リクエスタまたはパートナー(MRBまたはアプリケーションサーバ)がシャットダウンされるまで、これらのコネクションは確立されたままになります。

リクエスタがリクエストをMRBまたはアプリケーションサーバに送信する必要があり、すべての確立したコネクションがすでに使用中である場合、リクエスタは新しい接続を開始して、それを、前述したように確立しておきます。これは、最大接続数に達するまで、確立した接続数が増えていくことを意味します、そして、既存のコネクションは新しい接続を開始することなくすべてのリクエストを処理します。各アプリケーションサーバからMRBまでのコネクションは一つだけあります。

リクエスタがシャットダウン(例えば、IISが再起動される)すると、リクエスタは優雅にMRBと接続されている全てのアプリケーションサーバのコネクションを閉じます。次に、前述したとおりにリクエスタは新しいコネクションを開始します。

MRBまたはアプリケーションサーバが、認識されたリクエスタなしでシャットダウンされた場合、CLOSE_WAITステータスメッセージがリクエスタ側に発行されます。そして、FIN_WAIT_2メッセージはMRBまたはアプリケーションサーバ側に出力されます。