マルチMRB環境

複数のMRBを使用することで、環境を切り離すことができます。例えば開発用の環境(MRB+アプリケーションサーバ)と運用環境に分けることが出来ます。

注意:

管理目的で、複数のアプリケーション用に複数のMRBを使用してマルチMRB環境を簡単に悪用することができます。このような場合、MRBはパイプであることがわかります。そして、ロードバランシング機能は利用できなくなります。MRBがサービスによって指定されたアプリケーションに対してのみ適用されるため、管理問題の対応ので、モニターアプリケーション内でサービスを使用することはよい方法です。例えば、関数<RQLOAD(eDefault Service’)>を実行すると、[サービス]テーブルに「Default Server」として定義されたアプリケーションに関してのみ統計を返します。

 

もう一つの可能性は、コマンドラインリクエスタを使用することです:

mgrqcmdl –que=load –app=app1

 

マルチMRB環境のもう一つの長所は、他のPC上のアプリケーションサーバを起動するエージェントとしてMRBを使用することができるということです。

他のMRBは自身のPC上でアプリケーションサーバを起動することができます。この場合、メインとなるMRB用のmgrb.iniファイルの[REMOTE_APPLICATIONS_LIST]セクションを使用します。

注意:

開発者は、Webサーバによって発行された異なるリクエスタから同じPC上の複数のMRBにアクセスしたいかもしれません。Webサーバが各リクエスタ用の異なるディレクトリ上のmgreq.iniファイルを読み込む場合(たとえば、異なるエイリアスに割り当てられたディレクトリから)、このようなことが実現できます。そのような能力は異なるmgreq.iniファイルの固定した異なるMessagingServerの設定で使用することができ、異なるMRBにアクセスすることができます。Webサーバがそのエイリアスの全てに対応した同じディレクトリを使用する場合、1つのMRBだけにアクセスすることができます。

レジストリキーの"HKEY_LOCAL_MACHINE/Software/MAGIC/MGREQは、上述のシナリオを有効にするためには使用できません。