Magic V9PlusからMagic xpaに移行すると、V9PlusのMAGIC.INIファイル内の環境設定は、Magic xpaと互換性のあるように修正する必要があります。
MAGIC.INI変換ユーティリティは、この目的のためにMagic xpaと一緒にインストールされるMagicアプリケーションです。
注意: |
MAGIC.INIに定義されているパス名の中には変換されないものもあります。予め論理名を使用して定義するように修正しておいて下さい。 Magic V9 Plus でのみ提供されているファイル(例:Mgconstw.jp2)が指定されている場合、変換後に起動できなくなる場合があります。予め変更しておくことを推奨します。 |
MAGIC.INI コンバータの実行
MAGIC.INI コンバータを起動するには、以下のようにします。
Windows の[スタート]メニュー > プログラム > Magic xpa 2.x Enterprise Studio > マイグレーション > MAGIC.INI変換ユーティリティ
[ウェルカム]ダイアログで[次へ]をクリックすると、[INI情報]ダイアログが表示されます。ここでは、以下の情報を入力します。
V9Plusのインストールディレクトリ
V9PlusのMAGIC.INIファイル
Magic xpa のMAGIC.INIファイル(オリジナル)
Magic xpaのMAGIC.INIファイル(移行用)
[実行]ボタンをクリックすると、Magic xpaのMAGIC.INIファイルが作成されます。
Magic xpa のMAGIC.INIファイルがすでに存在している場合、上書するかどうかを確認するダイアログが表示されます。「Yes」をクリックすると上書きされます。
MAGIC.INIの移行内容
MAGIC_ENV |
Magic xpaとV9Plusの[MAGIC_ENV]セクションの内容がチェックされ、値が異なる場合は、V9Plus側からコピーされます。 |
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MAGIC_SYSTEMS |
V9Plusの[MAGIC_SYSTEMS]セクションの内容はコピーされません。 |
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MAGIC_SERVERS |
Magic xpaの[MAGIC_SERVERS]セクションの内容がコピーされます。ポート番号が変更されます。 |
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MAGIC_DBMS |
Magic xpaとV9Plusの[MAGIC_DBMS]セクションの内容がチェックされ、いくつかのオプションを削除した上で、V9Plus側から適切なデータがコピーされます。また、Magic xpa用の構成に変更されます。 |
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MAGIC_DATABASES |
V9Plusの[MAGIC_DATABASES]セクションの内容がコピーされまが、いくつかのオプションが削除されます。また、Magic xpa用の構成に変更されます。 |
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MAGIC_SERVICES |
Magic xpaの[MAGIC_SERVICES]セクションの内容がコピーされます。 V9PlusのSOAPサービス(Default SOAP Server)は、SOAPライトサービス(SOAP Lite)に変換されます。 |
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MAGIC_COMMS |
Magic xpaの[MAGIC_COMMS]セクションの内容がコピーされます。 |
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MAGIC_LOGICAL_NAMES |
V9Plusの[MAGIC_LOGICAL_NAMES]セクションの内容がコピーされます。 |
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MAGIC_PRINTERS |
V9Plusの[MAGIC_PRINTERS]セクションの内容がコピーされます。 |
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MAGIC_LANGUAGE |
V9Plusの[MAGIC_LANGUAGE]セクションの内容がコピーされます。 |
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MAGIC_JAVA |
V9Plusの[MAGIC_JAVA]セクションの内容がコピーされます。 |
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MAGIC_GATEWAYS |
Magic xpaの[MAGIC_GATEWAYS]セクションの内容がコピーされます。 |
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TOOLS_MENU |
Magic xpaの[TOOLS_SECTION]セクションの内容がコピーされます。 |
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INTERFACE_BUILDERS |
Magic xpaの[MAGIC_BUILDERS]セクションの内容がコピーされます。 |
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MAGIC_SPECIALS |
V9Plusの[MAGIC_SPECIALS]セクションの内容がコピーされます。 |
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ライセンス |
[LicenseFile]と[LicenseName]のパラメータは、Magic xpaからコピーされます。
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基本色 |
[RuntimeApplicationColorDefinitionFile]は、V9Plusの[FontDefinitionFile]からコピーされます。相対パスが指定されている場合、V9Plusのインストールディレクトリが追加されます。 [StudioColorDefinitionFile]と[RuntimeInternalColorDefinitionFile]は、Magic xpa側からコピーされます。 |
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フォント |
[RuntimeApplicationFontDefinitionFile]は、V9Plusの[ColorDefinitionFile]からコピーされます。相対パスが指定されている場合、V9Plusのインストールディレクトリが追加されます。 [StudioFontDefinitionFile]と[RuntimeInternalFontDefinitionFile]は、Magic xpa側からコピーされます。 |
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ユーザ定義ファイル |
user_std ファイルは、Magic xpaの内容がコピーされます。 |
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キーボード割付 |
[RuntimeKeyboardMappingFile]は、V9Plusの[KeyboardMappingFile]からコピーされます。相対パスが指定されている場合、V9Plusのインストールディレクトリが追加されます。 [StudioKeyboardMappingFile]は、Magic xpa側からコピーされます。 |
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Web ファイル |
以下のファイルの指定は、Magic xpa側からコピーされます。
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パラメータ名の変更 |
以下のパラメータ名は変更されます。
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パラメータの削除 |
以下のパラメータは削除されます。
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V9Plusの特殊なパラメータ |
MDIClientImageFileパラメータは、オリジナルのMAGIC.INIには存在していませんが追加されます。 もしこのパラメータが見つかった場合、Magic xpaのMAGIC.INIにコピーされます。 V9Plus側のINIに手動で追加されたパラメータは、コピーされます。 |
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ユーザ定義セクション |
V9Plus側のINIに追加されたユーザ定義セクションは、コピーされます。 |
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ログファイル |
INIConvert.logと呼ばれるログファイルが、Magic xpaのインストールディレクトリに作成されます。 各セクションやパラメータごとにどのように処理されたかが記録されます。 TempPathのような削除された内容はコピーされず、メッセージを書き込みます。 手動でMagic.iniファイルに追加された特別なセクションに定義された内容もコピーされず、その旨をメッセージとして書き込みます。 |