マニフェストファイルは、リッチクライアントインタフェースビルダによって作成され、リッチクライアントプログラムをデプロイし、実行するために公開用Webページとともに使用されます。
マニフェストファイルと公開用Webページは、常にWebサーバ上の同じフォルダに配置してください。
マニフェストファイルは、RIAモジュールのバージョン情報などのClickOnceのためのデプロイ手順が含まれています。
Magicエンジンのアップグレードとダウングレード
サーバ上のMagicエンジンをアップグレーした場合、RIAモジュールのバージョンも更新されます。
配備方法に基づいた対応を行う必要があります。
ClickOnceを使用してアプリケーションがクライアントに配備された場合、マニフェストファイルを作成し直す必要があります。
クライアントでアプリケーションを実行する際、ClickOnceはサーバ側で必要なRIAモジュールが更新され、クライアント・モジュールをアップグレードする必要があることを自動的に認識します。
Magicエンジンの旧バージョンに戻る必要があり、そして、新バージョンにアップグレードしクライアントがある場合、次の2つの選択肢があります。
(コントロールパネルを使用して)クライアント側のアプリケーションをアンインストールしてください。その後、アプリケーションを再実行してください。
マイナーバージョンを要求しないように、マニフェストを変更してください。これによって、バージョンを更新するかどうかを確認する確認ダイアログが表示されます。アップグレードを行わないように指定した場合、確認ダイアログは再表示されないため、推奨できる方法ではありません。最小バージョンを要求しないようにするには、リッチクライアントインタフェースビルダが使用する以下のテンプレートファイルから、minimumRequiredVersionプロパティ削除する必要があります。
<Installation folder>\Add_On\Builders\Templates\PublishHtml.tpl |
RIAモジュールを直接起動してアプリケーションをクライアントで実行させると、内部のアップグレード/ダウングレード処理が実行されます。マニフェストファイルを更新する必要はありません。DisableVersionUpdateキーを使用することで、この機能を無効にすることができます。
マニフェストファイルの保護
.NETのマニフェストファイルを実行するには、証明書によって適切に認証する必要があります。これはリッチクライアントインタフェースビルダを使用する際に、証明書とそのパスワードを指定することによって処理されています。
Magic xpaのインストール時に提供されている test証明書ファイルは、発行元が確認できないため、実運用では使用しないように推奨します。発行元が確認できる、第三者機関によって発行された証明書を使用するようにしてください。
Magic xpaのインストールフォルダにおいて入手可能なmage.exeユーティリティを使用することで、手動でマニフェストを認証することができます。
この場合、パラメータを指定して実行してください。
mage_V2.exe -sign <manifestfilename> -certfile <certificatefile> - password <certification password> |
注意: |
.NET Framework Ver4がインストールされている場合は、Mage.V4.exe を使用してください。 |