文字列抽出ユーティリティ

開発者が、多言語対応インタフェースのアプリケーションを開発したい場合、アプリケーション内に定義されている語句をすべて含む変換辞書を作成する必要があります。このユーティリティを使用することで、アプリケーション内の語句を抽出することができるため、辞書作成の手間を省くことができます。

このユーティリティは、以下のように使用します。

ユーザ定義開発メニューから起動する場合

  1. [ツール]メニューを開き、[文字列抽出]を選択して[文字抽出]ウィザードを起動します。

  2. [ウェルカム]ダイアログから、[次へ]をクリックします。

  3. [プロジェクト詳細]ダイアログから、すべてのプログラムをスキャンするか、前回の処理以降に更新された内容のみをスキャンするかを選択します。初めてスキャンするプロジェクトに場合は、この選択オプションは利用できません。

  4. 式内の文字をすべて対象にするか、MLSTrans()内の文字のみを対象にするかを選択します。

  5. [出力ファイル]欄に出力ファイル名を入力します。

  6. [実行]をクリックすると、ウィンドウの下にプログレスバーが表示されます。これは、抽出処理が実行されていることを示しています。処理が終了すると、終了メッセージが表示されます。

  7. [OK]をクリックするとウィザードは終了します。

注意:

  • このツールのソースファイルは、以下のフォルダ内にあります。スキャンするプロジェクトに合わせてこのユーティリティを修正することも可能です。

%EngineDir%Add_On\StringExtractor

  • このユーティリティは、Magic xpaのバージョン毎にアップデートされることはありません。必要に応じて、ソースファイルをもとに修正することができます。

  • このユーティリティは、ソースファイルを読み込んで、出力ファイルを保存するために、XMLビューを使用しています。XMLビューはDOMに読み込むため多くのメモリーを使用します。大きなアプリケーションまたは大きなプログラム上で実行させると、メモリ不足で異常終了する場合があります。この問題は以下のように対応してください:

  • 対象となるプログラムのサイズを制限します。
    問題の原因となるプログラムがある場合、ソースプログラムのサイズを確認し、xxx MBより大きなファイルをスキップするために文字列抽出ユーティリティで条件を追加してください。その文字列を処理するために、一時的に2つのプログラムに分割するようにしてください。

  • 結果ファイルを変更します。
    結果のXMLファイル内の項目のサイズを減らしたり、SQLファイルの代わりにDBのファイルに出力を保存するようにすることができます。この変更によってパフォーマンスが上がり、メモリの消費を減らすことができます。