位置付:最小/最大

[位置付]特性は、指定された式にもとづく値で位置付けることができます。

[位置付]特性には、2つの式を指定することができます。[位置付:最小]特性には最小値、[位置付:最大]特性には最大値が返る式を指定します。実行時には、この最小値と最大値の間にあるレコードが検索され、最初に見つかったレコードがデータビューで位置付されます。位置付式から返る値のデータ型は、項目のデータ型と同じでなければなりません。

論理条件を使用して最初のレコードの位置付を行いたい時には、[範囲/位置付]ウィンドウの[位置付式]特性で指定できます。

位置付式は、データビュー自身に影響しません。

オンラインタスクでの位置付の後、レコードがどのように表示されるかは、[動作環境]ダイアログの[カーソルの画面中央位置付]欄の設定によります。このパラメータの値が「Yes」の場合、位置付されたレコードは画面の中央に表示されます。また、カーソルは、そのレコードの最初のパーク可能項目に置かれます。[カーソルの画面中央位置付]パラメータの値が「No」の時には、位置付されたレコードは画面の一番上に表示されます。

範囲指定と異なり、位置付の場合、エンドユーザは実行時、位置付式(最小/最大)で指定された範囲以外のレコードを表示することができます。また、範囲外のレコードにカーソルを置くこともできます。

位置付式(最小/最大)を指定し、その項目がタスクのインデックス項目、またはインデックスセグメントで、位置付の実行時に条件を満たすレコードが見つからなかった時には、位置付式の最大より上位のインデックスを持つレコードのうち、最初のレコードにカーソルが位置付けられます。また、「レコードが見つかりません-次のレコードに位置付を行います.」というメッセージが表示されます。位置付式の最大より大きいインデックスを持つレコードが見つからなかった時には、カーソルはデータビューの最初のレコードに移動するとともに、「レコードが見つかりません-最初のレコードに位置付を行います.」というメッセージが表示されます。

また、位置付式として最小の位置付式だけを指定し、実行時に条件に該当するレコードが見つからなかった場合、カーソルは上位のインデックスで最初のレコードに位置付けられます。この場合、メッセージは表示されません。一方、位置付式として最大の位置付式だけを指定し、実行時に条件に該当するレコードが見つからなかった場合、カーソルはデータビューの最初のレコードに位置付けられます。

位置付式を指定した項目がインデックス項目ではなく、実行時、条件に該当するレコードが見つからなかった場合、カーソルはデータビューの最初のレコードに位置付けられます。

注意:

  • アスタリスク(*)は、範囲や位置付でワイルドカードとして使用することができます。アスタリスクは、文字列の最後の文字としてのみ使用できます。

  • 範囲や位置付でアスタリスクを文字として使用する場合は、前にバックスラッシュ(\)を付加してください。

設定例: