[上書登録]オプションを使用すると、現在の行の内容が失われ、上書きされた行の内容によって置き換えられます。現在の行に対して定義されたリンクは保持されます。
オブジェクトを上書きするには:
上書きする行にパークします。
上書登録オプション([編集]→[登録]→[上書登録]または、Ctrl+Shift+O)を選択します。
[上書登録]ダイアログには、現在の行(強調表示されている行)を上書きするデータ内の行の番号を指定します。現在の行は選択した行によって上書きされ、失われることに注意してください。ズーム(F5)することで、リポジトリ内のオブジェクトの選択一覧を表示させ、そこから行を選択することができます。
現在の行の内容が指定された行番号の内容に置き換えられます。
[データ]リポジトリでは、上書きされることによりオブジェクトの内部番号(ISN)をどのように扱うかを指定することができます。ダイアログの[拡張]ボタンをクリックすることで以下のオプションが選択できます。
その内部の要素(カラムやインデックス)がプロジェクト内の他のオブジェクトから参照することができるという点で、[データ]リポジトリのデータソース・オブジェクトは他のオブジェクトと異なります。データソースが他のデータソースによって上書きされると、デフォルトでは、カラムとインデックス内部の参照情報は、連続した順番に従って上書きされたデータソースの既存の参照情報に基づいて保持されます。
[上書]ダイアログの[拡張]ボタンをクリックすると上書き処理に対する拡張オプションが表示されます。ここには、以下の内容が表示されます。
ISN を保持するデータソース …… 上書きされるデータソースか上書きするデータソースかを選択できます。
R=上書きされるデータソース …… 上書きされるデータソースのISN を保持します。この場合、このデータのカラムやインデックスを定義しているプロジェクトにおいて定義内容が変更されることはありません。ただし、上書きするデータのカラム数やインデックス数が異なる場合、後述する[カラムとインデックスの照合方法]欄を正しく指定する必要があります。
W=上書きするデータソース …… カラムとインデックスのISN は、上書きするデータソースの値で再設定されます。同じプロジェクトの中で、このデータを使用しているプログラムがなく、上書するデータのカラムやインデックスを使用しているプログラムをリポジトリ入力する場合はこちらを選択してください。
カラムとインデックスを照合方法 …… このオプションは、ISNをどのように保持するかに影響します。
S=並び順 …… 上書きされるデータソースのカラム番号やインデックス番号に対応したISN を保持します。このオプションは、カラム(及びインデックス)の構成が同じか、上書きするデータのカラム(及びインデックス)が最後に追加されている場合に指定してください。
N=DB名 …… SQL系のRDBMSを使用している場合のみ有効です。上書きされるデータソースのDB名に対応したISN を保持します。
D=カラム名/インデックス名 …… 上書きされるデータソースのカラム名(及びインデックス名)に対応するISN が保持されます。このオプションは、上書きするテーブルの新しいカラムが途中行に追加されている場合に指定してください。
複数のカラム/インデックスが上書きされたデータソース内の同じ内容によって存在している場合、一番目のISNを取得します。
複数のカラム/インデックスが上書きしたデータソース内の同じ内容によって存在している場合、2番目は、上書きされたデータソースから最も高いISNに基づいて新しいISNを取得します。
カラム/インデックスの内容が書きされたデータソースの中に存在していない場合、カラム/インデックスは上書きされたデータソースの中で最も高いISNに基づいて新しいISNを取得します。