Magic V9Plusのアプリケーションをmagic xpaのプロジェクトに移行すると、レコードメインは[RM互換]に変換されます。ここではロジック(処理コマンド)が、V9Plusのレコードメインと同じように定義することができます。
このロジックユニットは、[データビュー]エディタで入力されたデータ項目の全てが表示され、そのデータ項目の間にロジックを定義することができます。ただし、ここでデータ項目を定義することはできません。
RM互換は、MAGIC.INIの[MAGIC_SPECIALS]セクションで SpecialRMCompatibleLogic=Y と設定し、Magic xpaを再起動した場合のみ定義することができます。[ロジック]エディタで、コンボボックスから「M=RM互換」を選択することができます。
[RM互換]のヘッダ行では、詳細行を追加できません。各タスクに登録できる[RM互換]は、オンラインタスクに1つのみです。このロジックユニットが割り当てられると、これ以外のヘッダ行のコンボボックスに[M=RM互換]が表示されなくなります。[RM互換]のヘッダ行を削除すると、[RM互換]を再び定義できるようになります。
このロジックユニットの、項目定義は灰色で表示されており修正できない状態になっていますが、詳細行を追加するような修正処理を行うことができます。
ロジックユニットを[RM互換]に変更する場合、あらかじめ詳細行を空にしておく必要があります。このため、ロジックの詳細行を持つロジックユニットが定義されている場合、詳細行を削除しなければなりません。ロジックユニットが空になっていない場合、ロジックユニットのコンボボックスには、「RM互換」が表示されません。詳細行が定義されていない場合のみ、[RM互換]ロジックユニットを別のロジックユニットに変更することができます。
タスクのタイプをオンラインからバッチまたはブラウザタスクに変更した場合、[RM互換]は、無効状態に変更されます。タスクのタイプをオンラインに戻した場合、[RM互換]は有効になります。
このロジックユニットは以下の動作します。
[データビュー]エディタで定義されたデータ項目が自動的に作成されます。また、[データビュー]エディタでの変更内容が同期を取って更新されます。
コントロールに対するタブ順序は、ロジックユニットに表示されるデータ項目の順番になります。
オンラインタスクには、1つの[RM互換]のみ定義できます。ブラウザタスクやバッチタスクでは無効です。
Magic V9Plusアプリケーションを、Magic xpaのプロジェクトに移行すると、[ロジック]エディタに[RM互換]として変換します。この変換処理には、SpecialRMCompatibleLogicフラグの設定は不要です。
[RM互換]では、[ブロック]処理コマンドの「While」オプションが指定できません。
項目の参照定義は、ユーザでは定義できません。[クロスリファレンス]ユーティリティでは、この参照定義を検索することができません。
関連トピック: