この特性は、呼び出されたプログラム(またはサブタスク)が、現在動作しているタスクの[サブフォーム]コントロールで開くか、独自のウィンドウで開くかを指定します。
SDIアプリケーションを開発する際、呼び出された各プログラムは独自のウィンドウを開きます。異なるプログラムを同じウィンドウで開く必要があるような場合にこの特性を使用します。例えば以下のようなケースが考えられます。
現在実行中のプログラムを置き換えるために、他のプログラムやタスクを呼び出すウィザードのようなアプリケーション
現在動作しているプログラムを閉じ、同じウィンドウに別のプログラムを実行させるようにメニューから(MDIのように)プログラムを実行する場合
この特性は、タスクフォーム上の決められた位置にプログラムを開く簡単な方法を提供します。
この特性は、オンラインとリッチクライアントタスクで有効です。
リッチクライアントでは、実行時のツリーで出力先を探します。
オンラインでは、出力先がサブフォームの場合、特性は現在のタスクの子となるサブフォームのみを探します。
オンラインでは、出力先がフレームの場合、実行ツリーをもとに出力先を探します。この機能によって、分割フォームとして定義されたプログラムを別のプログラムに定義されたフレームに表示させる下位互換機能が提供されます。(バージョン 2.5)。この動作の例外は、以下の下位互換性の説明に記述しています。
この特性には、コントロール名を指定します。ここからズームしてリストから選択するか、直接入力します。リストには、現在または上位のタスクの[サブフォーム]コントロールが表示されます。直接値を入力することもできます。
フォーム上の[サブフォーム]コントロールのコントロール名が変更(または削除)されても、この特性の設定値は変更されません。
注意: |
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出力先のサブフォームで実行するタスクを呼び出すとき、そのサブフォームはこれらの内の一つによって定義することができます。
呼び出すタスク …… 出力先のサブフォームは、呼び出す側のタスク内に定義されています。
親タスク …… 出力先のサブフォームは、呼び出す側のタスクの上位タスクになります。呼び出すタスクがサブフォームの場合のみサポートされます。
複数のサブフォームが同じ名前で定義されている場合、Magic xpaは現在のタスクから上位タスク方向に検索を行います(現在のタスク、親タスク、その他)。検索は、現在のタスク(またはその上位タスク)が実行しているサブフォームは含まれません。サブフォームが見つからない場合、[出力先]特性が指定されていないものとして、プログラムは呼び出されます。
下位互換性
バージョン:2.5
オンラインタスクの場合、(Magic uniPaasで)分割フォームを使用している場合の以下のシナリオがサポートされました。
フォーム分割が定義されたタスク内で、親タスクで定義されたイベントを発行します。親タスクの[イベント]ロジックユニットでは、分割子ウィンドウが指定された(別の)プログラムを呼び出すと、呼び出されたプログラムは子タスクに定義された分割フォームに表示されます。
バッチプログラムがフォーム分割が定義された子タスクと(別の)オンラインプログラムを呼び出すように設定されています。オンラインプログラムは分割子ウィンドウが定義されています。この場合、呼び出されたプログラムは、子タスクの指定された分割フォームに表示されます。
この動作は、フレームを使用した場合も有効になりますが、これらのタスクはファントムタスクとしてオープンします。これは、以下の制限があることを意味しています。
フレーム上でクリックすると、フレームプログラムを呼び出すロジックユニット内のロジックが実行されます。
エンドユーザはフレームにタブ移動で入ることができません。
[自動再表示]と[非表示で再表示]の各特性はサポートされません。
フレームで実行しているプログラムに渡された引数が変更されると、再計算が現在のタスクのコントロール上でのみ再計算し、サブタスク/フレームタスクに対する呼び出しタスクは親タスクににるため、ビューは自動的に再表示されません。
[フォーカスを保持]特性と[サブフォーム再表示]イベントは、サポートされません。
転送先のプログラムを呼び出すロジックユニットは、メインプログラムで定義できないことに注意してください。
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