この特性は、[項目更新]処理コマンドの実行後、[編集/キャンセル](Ctrl+F2)コマンドをエンドユーザに対して有効にするか否かを指定します。
No …… [項目更新]処理コマンドが完了した時に、エンドユーザが[編集]メニューの[キャンセル](Ctrl+F2)コマンドが使えるようになります。このコマンドを使用することで、エンドユーザは現在のデータビューの内容を元の状態に戻すことができます。この場合、それまでの更新は取り消されます。
Yes …… [項目更新]処理コマンドの実行後、エンドユーザは[編集]メニューの[キャンセル](Ctrl+F2)コマンドは使えません。したがって、エンドユーザは、データビュー(タスクで使用されている更新項目)に対して加えられた変更を取り消すことはできません。
タスクのレベルが[レコード後]の場合、通常、この特性は「Yes」にしてください。このレベルでは、更新項目の値を元に戻すと、データの整合性が保てなくなることがあるためです。親タスクのレコードデータビューのデータを変更する処理では、一般に、エンドユーザによる更新の取消を禁止します。これで、子タスクのレコードがすでに書き込まれているのに、エンドユーザによって親タスクの更新が取り消されるという不都合を防ぐことができます。
複数の子タスクを使用して親タスクのデータビューの項目を更新する場合でも、いずれかの子タスクの[項目更新]処理コマンドの[強制更新]特性を「Yes」にしておくだけで、エンドユーザによる更新の取消は防げます。