この処理コマンドは、OS上で外部プログラムやバッチファイル、コマンドファイルを実行したい時に使用します。Magic xpaの動作中、このコマンドが検出されると、現在のタスクの実行が一時中断されます。[ウェイト]特性が「Yes」の場合、外部プログラムやバッチファイル、コマンドファイルが終了すると、[OS コマンド]の次のコマンドから現在のタスクが再開されます。
特性
[コールOSコマンド]処理コマンドには、以下の特性があります。
モバイル仕様
iOS/Android上では、コマンドのURLを指定することでデバイス機能を実行することができます。例えば電話を呼び出したり、SMSを送信したり、Webブラウザーを開くことができます。その際、[実行]特性は、「クライアント」に定義する必要があります。
例:
tel: 1-408-555-5555
sms: 1-408-555-1212
mailto:support@magicsoftware.com
mailto:? to=support@magicsoftware.com&subject=this is a test&body= test mail
http://magicsoftware.com
『モバイルRIA開発者ガイド』も参照してください。
注意 |
メールを送信する際、題名と本文で利用できない文字がいくつかあります。iOSの場合、アンパサンド(&)は%26に置き換える必要があります。また、Androidの場合は、以下の文字を削除する必要があります。 #,%,&, :, = サードパーティのアプリケーションを呼び出すための表記を使用することもできます。これはURLフォーマットでアクセスすることができます。例えば、以下のように使用することができます。 //?q=New York' は、Waze GPSアプリを開き、ニューヨークを表示します。 'geo: 59.915494,30.409456’は、ナビゲーションアプリ(GoogleマップやWazeなど)を開き、経度:59.915494、緯度:30.409456を表示します。 |
iOS
AirPrintプロトコルを使用してPDFを印刷することができます。OSコマンドで、"Print:filename"を実行することで印刷されます。
fifilenameは、以下のどちらかで指定してください。
ローカルファイルのパス(ServerFileToClient関数で取得した値も使用できます)。
Webサーバ上のファイルのURL
サポートバージョン: |
2.3 |
Android
サードパーティのPDFビューアアプリケーションを使用してPDFを表示させることができます。
[コールOS]処理コマンドを使用して "pdf:ファイル名" を実行させること表示されます。”ファイル名”は、デバイスの公開フォルダ(例:/SDCARDフォルダ)内に保存されているPDFのファイル名とパス名を指定します。
たとえば、以下のコマンドは、サーバ上のC:\MagicフォルダからReleaseNotes.pdfファイルを デバイスの/SDCARDCフォルダにコピーして表示します。
ClientFileCopy(ServerFileToClient('C:\Magic\ReleaseNotes.pdf'),'/sdcard/tmpfile.pdf') を実行
[コールOSコマンド]処理コマンドで、 'pdf:/sdcard/tmpfile.pdf' を実行([実行元]特性は、「クライアント」)
例
[コールOSコマンド]処理コマンドで md(ディレクトリ作成)のDOSコマンドを実行させる場合は以下のように指定します。
'cmd.exe /c md d: \a2' |
cmd.exe …… cmdを実行します。
/c…… OSのコマンドを識別するために、cドライブのcmdを実行します。
md…… 呼び出したいコマンド。
d:\a2 …… コマンドが必要とする引数(この例では、パスとディレクトリ名)
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