目的
このテクニカルノートでは、コントロールの位置について、またどのように定義するかを説明しています。
説明
[位置]特性は、フォームのサイズが変更されると、コントロールのサイズも変更するかどうかを制御します。
[位置]特性では、以下の値を設定することができます。
左辺
右辺
上辺
下辺
コントロールの[位置]特性が「0」の場合、実行時にフォームのサイズを変更してもコントロールのサイズは変更されません。[位置]特性が「0」より大きい場合、実行時にフォームサイズが変更されると、コントロールのサイズも変更されます。しかし、元のサイズよりは小さくすることはできません。
dbMAGIC Ver8では、[位置]特性には2種類ありました。相対値(デフォルト)と絶対値です。
相対値
フォームのコントロールの位置は、フォームの変更比率によって計算されます。
例えば、[位置]特性の全ての値が「100」に設定された場合、フォームのサイズが10%大きくなると、コントロールのサイズも10%大きくなります。
絶対値
フォームのコントロールの位置は、フォームサイズの変更量の絶対値によって計算されます。
例えば、[位置]特性の全ての値が「100」に設定された場合、フォームのサイズが10ピクセル大きくなると、コントロールのサイズも10ピクセル大きくなり
位置は、設定/環境/動作設定/位置モードで設定できます。
Magic V9PlusやMagic xpaの場合は、この設定は削除され、絶対値での設定のみになりました。(これは、MicrosoftのほとんどのGUIアプリケーションが動作する方法です。)
前のバージョンの動作を維持するには、各位置に設定するための値について知っておく必要があります。
Magic V9PlusやMagic xpaでは相対値による設定オプションがないため、相対的な変更動作を維持するために各位置の値を計算する方法を知っておく必要があります。
添付されたZipファイル(attached.zip)を使用すると、以下の情報を参照することができます。
旧バージョンの動作を維持する方法の例を示すサンプルアプリケーションのエクスポートファイル
計算方法と値が記述されたExcelファイル