目的
このテクニカルノートは、Magic xpaによってCPUの利用率が100%になる原因と、その防止策について説明します。
説明
Magic xpaが実行中に、コンピュータ(大部分はノートブック)がネットワークが切断されると、Magic xpaがアイドルモード(何も実行しない)でCPUを100%を使用するという報告がユーザからありました。
これは、以下のような原因が考えられます。
Magicライセンス …… (V9Plus以降のStudio/Clientの)新しいライセンスメカニズムは、ネットワーク上のMagic xpaを使用している他のマシンを検索します。ライセンスがMagic xpaの他のインスタンスを捜すためにネットワークにブロードキャストを実行すると、アプリケーションを閉じたMagicアプリケーションのあるマシンにTCP/IP接続が行われます。この接続は、次に、Magic xpaがCPUのリソースを使用する原因になる破損リンクとなります。
MRB …… MRB(他のコンポーネントと通信するためにTCP/IPを使用します)がサーバとの接続を突然失った場合に発生することがあります。
ネットワークアダプタの設定 …… ネットワークアダプタのドライバによっては、汎用的なTCP/IP設定に登録されていない場合があります。このような場合、ネットワークが切断されると、破損リンクを引き起こす場合があります。ネットワークに接続しない間は、これは指定したNIC(ネットワークカード)上でのみ発生します。
対応
MRBがこの問題を引き起こす場合、以下のどれの対応を行ってください。
MRBが必要無い場合は、MAGCI.INIの"ActivateRequestsServer"の設定を「N」にしてください。
MRBが必要な場合は、すべてのアプリケーションサーバとMRBを一旦止めて、再起動してください。
NICでこの問題を引き起こす場合は、Windowsのデバイスマネージャを開いて、NICを無効にしてください。最善の方法は、2つのハードウェアプロファイルを作成することです。
ネットワークに接続する場合は、「通常の」プロファイルを使用します。
ネットワークに接続しない場合や、NICを無効にする場合は、追加プロファイルを使用します。
もう一つの対応は、1394のネットワーク接続を無効にすることです。この接続は、FireWireデバイスに接続するために使用されて、一般には使用されません。この接続をネットワーク接続ウィンドウ(スタート→設定→ネットワーク接続)で無効にしてください。