モバイル用デバイス上でアプリケーションをテストする

課題

モバイル用デバイスのアプリケーションを開発している間、アプリケーションが正しく動作することを確認するために同じプラットホームでプログラムを実行させたいと考えるでしょう。これを実現するには、アプリケーションサーバとしてローカルPCを使用する必要があります。しかし、必ずしもデバイスを持っているとは限らないし、デバイスはサーバPCと通信することができるとは限りません。

対応

対応方法A:主要な技術と環境を設定する方法

モバイル用デバイス上でアプリケーションをテストする際に、以下の4つの技術が利用できます。

  1. デバイスをローカルPCと同じネットワークに接続するには、デバイスのWiFi機能を使用してください。有線のネットワークのみがある場合は、Wi-Fiとつなぐルータが必要となります。  

  2. PC上で仮想デバイスを実行するには、エミュレータを使用してください。エミュレータは、以下のようなOSのプロバイダのWebサイトからダウンロードすることができます::  

エミュレータは、PCのインターネット接続を使用します。

サーバにすでに接続しているので、インターネット接続は必要としない点に注意してください。

外部リソース(例:Google Mapsによる統合)を必要とする場合だけ、インターネット接続を必要とします。

  1. デバイスを持っており、このデバイスがUSBテザリングをサポートしているのであれば、このデバイスをPCに接続することができて、USBテザリングが可能で、execution.propertiesファイルにサーバとして使用するローカルPCのIPアドレスを定義することができます。



    デバイスを接続する度に、サーバが同じIPを使用していることを明確にし、PCがデバイスのインターネット接続を使用するかどうか定義するには、このドキュメントのセクションBを参照してください。この方法を使用している間、デバイスが3Gインターネット接続を使用することに注意してください。  

  2. Wi-Fi機能があるPCで開発する場合は、PCを無線のホットスポットにすることで、そのWi-Fi機能でデバイスをホットスポットに接続するためにWiFiを使用することができます。PCをホットスポットに変更するには、以下のようなコマンド行を使用することができます:  

- netsh wlan set hostednetwork mode=allow ssid=%SID% key=%PASS% – defines the wireless network

- netsh wlan start hostednetwork – starts the network

- netsh wlan stop hostednetwork – stops the network

- netsh wlan show hostednetwork – shows the status  

 

最初のコマンドのPASSには、少なくとも8桁の文字が含まれていなければなりません、また一度だけ実行します。最初のコマンドの後、2番目および3番目のコマンドで開始や終了を行うことができます。

IPアドレスを毎回保持するには、ホットスポットを開始し、、デバイスがPCのインターネット接続を使用するように定義するために、セクションBを参照してください。  

サーバにすでに接続しているので、インターネット接続をする必要はありません。外部リソース(例:Google Mapsによる統合)を必要とする場合だけ、インターネット接続を必要とします。  

すべて自分で設定したくない場合は、サードパーティーのツール(例:ConnectifyやVirtual Router )を使用することでPCをWi-Fiのホットスポットに変更することができます。

対応方法B: 固定のIPアドレスを新しいネットワークアダプタに設定する

デバイスを接続する度に、サーバが必ず同じIPアドレスになっているようにするために、固定のIPアドレスを設定しなければなりません。

  1. [ネットワークと共有センター]を開きます。


  1. 使用する接続をクリックして、[プロパティ]ボタンをクリックします。

  2. "インターネット プロトコル バージョン4(TCP/IPv4)"オプションをクリックします。[プロパティ]ボタンをクリックして[プロパティ]ダイアログを開きます。


  3. PCがデバイスの3G接続(テクニック・ナンバー3)を使用しないようにするには、[デフォルトゲートウェイ]を空白にしてください。

  4. PCのインターネット接続(テクニック4)を共有したい場合は、ホットスポットを(コマンドラインや、GUIで)定義したあと、メインの接続のプロパティ設定(大部分はイーサネット接続)を行ってください。    


  5. [ローカルエリア接続プロパティ]ダイアログの[共有]タブで、[ネットワークのほかのユーザにmこのコンピューターのインターネット接続をとおしての接続を許可する]の設定をチェックします。

  6. 新しいホットスポットのために作成されたワイヤレスアダプターを選択してください。