分散アプリケーション環境において、2つの異なるアプリケーションが情報を交換するには、相互に通信を行う必要があります。これを解決するひとつの方法としてメッセージキューイングがあります。この方法は、メッセージの配信が保証されています。
メッセージキューイングを使用することで、アプリケーションは、返信を待つことなくメッセージを送信します。そして、次の処理を継続させることができます。他のアプリケーションは、任意にメッセージを受け取り、処理を継続させることができます。
メッセージキューイングは、プログラムのインスタンスがシステムによって管理されたメッセージキューに対するインタフェースを使用することで、データを交換することができる方法です。アプリケーションプログラムは、メッセージキューを作成し、アプリケーションプログラムインタフェース(API)を使用して、メッセージを送受信します。
メッセージを送るには、以下の2つの方法があります。
送信/受信 …… 1つまたは複数の送信者が、1つの受信者にメッセージを送りたい場合に使用されます。各メッセージは、特定のキューが設定され、受信者はメッセージをキューから取り出します。
パブリッシュ/サブスクライブ …… 複数の送信者(パブリッシャ)と多くの受信者(サブスクライバ)が存在する場合に、この方法が使用されます。パブリッシャはメッセージを、トピックと呼ばれる中心となる場所に送ります。ここに送られたメッセージは、購読を申し込んだユーザであれば誰でも受信することができます。
これらの方法は、どちらもユーザ対して保証された配信を提供します。
メソッドキューに対するすべてのアクセスは、Open、Close、Sendのようなプログラムを使用して行われます。
Magic xpaは、MSMQ (Micorsoft) 、JMS (Java) 、WebSphere (IBM) の3つの標準的なメッセージングキューシステムに対応したインタフェースをもつメッセージングキューコンポーネントを提供しています。
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