この特性は、ブラウザタスクとリッチクライアントタスクにのみ関連し、一度にクライアントに送信するレコード数を表す式を指定します。これにより、新しいレコードやページを表示する時にローカルのキャッシュを参照し、アプリケーションサーバへ戻る回数を減らすことにより、ネットワークの負荷を軽減します。この特性には、数値が返る式を指定します。この式の評価はタスクを初期化する時点で行われます。
例えば、この特性が「100」に設定された場合、タスク起動時にアプリケーションサーバから最初の100レコード分がクライアントに渡されます。これにより、エンドユーザがローカル上で最初の100レコードが参照できるようになります。エンドユーザが、指定されたレコード数を越えてスクロールしようとした場合、クライアントはサーバにアクセスし、追加の100レコードを受け取ります。
受け取ったレコードデータは、ローカルキャッシュとしてクライアントに蓄積されます。エンドユーザがテーブルの先頭か末尾に移動した場合、ローカルキャッシュはクリアされ、1回の処理分の100レコードのみが格納された状態になります。
メインソースが定義されている場合
データビューが簡単なラインモードで表示されている場合、各レコードのサイズとエンドユーザによってスクロールされるであろうレコードの概算値に従って、必要なチャンクサイズが変更されます。頻繁に大量のレコードをスクロールするようにタスクが設計されている場合は、チャンクサイズを増やす必要があります。またレコードサイズが大きい場合は、チャンクサイズは小さくすることを推奨します。これによって各データのチャンクによて送信されるデータ量を減らすことができます。
チャンクサイズが指定されていない場合、デフォルト値は「30」になります。
メインソースが定義されていない場合
メインソースが定義されていないタスクは、レコードを取得する必要がありません。1レコードのみを仮想レコードとして提供するだけで十分です。このようなタスクは、[チャンクサイズ]特性を「1」に設定することを推奨します。チャンクサイズを「1」より大きな値を設定した場合、タスクは不要な仮想レコードを取得するように動作するためタスクの起動に時間がかかる場合があります。
チャンクサイズが指定されていない場合、デフォルト値は「1」になります。
デフォルト: |
0 |
関連インタフェース: |
リッチクライアント |