この特性は、事前にデータビュー全体を読み込むために使用されます。
Yes …… データビュー用にテーブルのレコードがすべて事前に読み込まれます。
No …… テーブルのレコードが最初の処理分のみ読み込まれます。
式 …… 式が使用された場合、([タスク前]の後で)レコードの取得時前に評価されます。従って、[タスク前]で更新される変数項目を式が使用している場合、変更された値をもとに処理されます。
この特性は、[キャッシュ範囲]特性が、「位置とデータ」または「メインソースに依存」に設定されている場合のみ有効になります。
[ビュー再表示]イベントを実行すると、再度テーブルの内容が事前読み込みされます。従って、この特性が式で定義されている場合、再評価されます。
タスクの[ビュー事前読込]が「Yes」に設定された場合、[ツリー]コントロールに対するこの特性も「Yes」と見なされます。
注意: |
[ビュー事前読込]特性が「Yes」に設定されている場合、その仕様上、範囲設定条件を満たすレコードがタスクオープン時にすべて読み込まれます。対象レコード数が多い場合には、それに比例して時間がかかります。実用的なスピードを得るために、キー項目で範囲を絞り込んで、対象レコード数がせいぜい数百程度になるように設計することを推奨します。 この特性は、インタラクティブでないリッチクライアントタスクでは無効になります。 |
リッチクライアントタスクでは、この特性を「Yes」に設定した場合、[チャンクサイズ(式)]特性をデータベースから全てのレコード数が取得できるだけの値を指定しておくことを推奨します。
スクロールバーのつまみ
この特性は、スクロールバーのつまみの位置を決めるためにも利用できます。 スクロールバーのつまみは、実行中のタスクが取り出したレコード数に基づいて位置を決定されます。
タスクがオープンされると、テーブルに表示するレコードとして最初の一式を読み込み、その内容に基づいてテーブル全体の大きさが決定されます。そして、エンドユーザがレコードをスクロールすると、つまみ用のレコードサイズが随時更新されます。
スクロールバーのつまみの位置を適切に表示させるためには、これらのレコードを事前に読み込む必要があります。
テーブルのつまみは、常にレコード数に反映されます。レコードが追加されたり、削除されると、つまみ用のレコードサイズも増えたり減ったりします。
注意: |
リッチクライアントプログラムでは、データはサーバ側で読み込まれるだけでクライアントには送られません。スクロールバーのつまみは、クライアント側のデータに基づいて表示されるため、スクロールバーのつまみ表示はこのフラグには影響されません。しかし、[ビュー事前読込]特性を「Yes」に設定し、[チャンクサイズ]特性の値を増やした場合、データがクライアントに送られ、つまみが正確に表示されるようになります。 |
関連インタフェース: |
非インタラクティブなリッチクライアントタスクでは無効です。 |