メインプログラムは常に、[プログラム]リポジトリの最初のプログラムとして表示されます。メインプログラムは、新しいプロジェクが作成されると自動的に生成され、デフォルト名は「メインプログラム」となります。
メインプログラムの削除や複写、上書きはできません。さらに、メインプログラムを実行することはできません。[メインプログラム]行にカーソルが位置付けされている場合、実行オプションは無効になります。
タスク特性
メインプログラムの[タスク特性]ダイアログは、以下の設定になっています。
タスクタイプ …… 「B=バッチ」に固定されています。
初期モード …… 「Q=照会」に固定されています。
タスク終了条件 …… 「No」に設定されています。開発者は式を設定することができます。
イベント可 …… [No]に固定されています。
メインフォーム …… 「0」に設定されています。開発者は式を設定することができます。
[データ]タブ …… 全て無効化されています。[ロック方式]特性は、「N=なし」に固定されています。
[オプション]タブ …… 全て無効化されています。
[拡張]タブ …… 全て無効化されています。
[フォーム]エディタ
プログラムは、デフォルトでクラス「0」のフォームをもっています。フォームは追加できますが、このフォームにはシステムメニューがありません。「0」より大きい番号のクラスのフォームは、全てのプロジェクト内のプログラムでデータ出力用として利用できます。
[入出力ファイル]テーブル
メインプログラムには入出力はありません。したがって、[入出力ファイル]テーブルは無効になっています。
[ロジック]エディタ
メインプログラムは、[タスク前]と[タスク後]に処理コマンドを定義できます。[レコード前]と[レコード後]はサポートされていません。
ユーザ定義のロジックを設定することで、プロジェクト全体で利用することができます。
タスク前 ……メインプログラムの[タスク前]は、プロジェクト全体の前処理段階として機能します。このロジックユニットは、アプリケーションの初期化段階で実行する処理を定義するために使用します。
[項目更新]処理コマンドを使用してメインプログラムのグローバル変数を初期化したり、[コール]処理コマンドやその他の関連する処理コマンドを使用して初期化用のサブプログラムを呼び出したりすることができます。
タスク後 …… メインプログラムの[タスク前]と同様、[タスク後]はプロジェクト全体の後処理段階とみなすことができます。このロジックユニットは、アプリケーションの終了段階で実行する処理を定義するために使用できます。
データ項目の可用性
メインプログラムで定義されたデータ項目は、プロジェクト内の全てのプログラムで使用できます。[項目一覧]では、他のプログラムのデータ項目より前に表示されます。データ項目のシンボル名(識別名)名は、3桁の文字で表されます。データ項目を選択すると、そのシンボル名が自動的に設定されます。
バージョン管理
メインプログラムのデータ項目はプロジェクト全体で使用されるので、バージョン管理はそれを独立したエンティティとみなし、共有アクセスを許可します。メインプログラムのリソースの修正は、データソースとプログラムの場合がそうであるように排他的にしか行えません。
メインプログラムを使用するオブジェクトが編集されている場合は、メインプログラムはチェックインできません。
チェックインしようとすると、「オブジェクトはすでにチェックアウトされています.」というエラーメッセージが表示されます。
[コール]処理コマンド
[コール]処理コマンドでメインプログラムを呼び出すことはできません。