BASICロギングレベル

Magic xpaでは、BASICロギングレベルを使用することができます。

このレベルは、システムの開発やテストでのトラブルシューティング(特に通信範囲やコンポーネントのハンドシェークに関するもの)で使用できます。(サポートバージョン:2.4)

ロギングレベルを"B"に設定することによって、いくつかのモジュールで基本的なロギング機能を使用することができます。モジュールとロギングレベルの設定に対応する位置は以下の通りです。

注意:

  • 各RIAクライアントは、ローカル側のディスクにローカルに情報を記録します。管理者がこのローカルディスクにアクセスした場合、このログファイルを読み出すことができます。パフォーマンスの視点から、ネットワーク経由でサーバ側に絶えずこのログを送ることはできません。

  • logの値はカンマで区切られ、ハイフン(-)は存在しない値を意味します。

  • logファイルのサイズがしきい値に達すると、新しいlogファイルが作成され、古いファイルはクローズされます。

  • 並行プログラムが呼び出されると、新しい実行エンジンが起動され、新しいログファイルが作成されます。

 

各モジュールのBASICレベルで出力される情報は、以下の通りです。

RIA クライアント

例:

RIA,5628,2014-02-13T11:20:21.2729430Z,REQ,498685225412187200,2,-,000000003C082C7C_D_5628,10.9.6.191,93,0,MgxpaRuntimeExecutionTime: 94,0|MgBrokerWaitTime: 0|uniCompressedMessage: Y|Content-Length: 1384|Content-Type: text/html|Date: Thu, 13 Feb 2014 11:20:21 GMT|Server: Microsoft-IIS/7.5|X-Powered-By: ASP.NET,1510

リクエスタ

例:

WebReq,5624,2014-02-13T12:04:37.15310Z,REQ,533973341325014016,10,1234,00000000F1CCF3C8_D_5624,my_server/5115,1510,InitialCookieName=Mycookie1 AuthenticationCookieName=Mycookie2

MRB/Magicエンジン

例:

Broker,5423,2014-02-13T12:09:59.38045Z,REQ,566513635659557952,1510,3668,000000003C082C7C_D_5423,my_server/5115,2300

エラー処理

エラーが発生した場合、ログレベルが"B"に設定さているすべてのモジュールが自動的に(現在のリクエストのみの)追加情報(処理されるリクエストに関する情報)を書き込みます。エラーに関する追加情報は、エラーが発生したモジュールによって記録されます。

ここには以下の情報が含まれています。

例:

セクション内に以下の様な情報が書き込まれます。

04/12/2013 16:49:30.123   Error: 120 test error

Runtime Tree: Prg A, Prg B.

Database Connections:

Oracle, my user, 153, error 153 description

MSSQL, my user2, ,

Stack trace:

Xxxxx xxx xx xx

 

リクエストが適切に終了し、その応答を返すことができないどのようなエラーも、エラーとして扱われます。 重複インデックスは単にエラーではなく実用的な問題と考えられます。

スレッドの異常終了、OSからのシグナルとコンテキストを終了することを強制する他の致命的エラーがエラーとして考えられます。

注意:

データベースで発生したエラーの場合、SQLステートメントが記録されます。

MgxpaRIABuildNumber

クライアントのログレベルがBASICの場合、MgxpaRIABuildNumberヘッダがリクエストに追加されます。この場合、全てのリクエストに対して(クライアントのLeavingメッセージとWebリクエスタのEnteringメッセージとして)クライアントから送られます。