TABの順序

表示フォーム >

この特性は、コントロール間でTabキーを押下した場合の移動順序を定義します。各コントロールには、Tab順序を決定する[TAB順序番号]特性があります。

[TAB順序番号]特性が「1」の場合、プログラム起動時に最初にパークするコントロールになります。[TAB順序番号]特性が「2」の場合、カーソルが最初のコントロール上にパークしている状態でエンドユーザがTabキーを押下すると、このコントロールに移動することを意味します。

オンラインタスクの[フォーム]エディタにて、[コマンド]パレットから[自動タブ順序]コマンドを選択することができます。この設定によって、フォーム上のコントロールのTab IDを自動的に設定することができます。

[自動TAB順序]が有効な場合、[コマンド]パレットから[自動TAB順序]のアイコンが押されたように表示されます。モードを無効にするには、このアイコンをクリックします。

自動TAB順序

[自動TAB順序]が動作していると、Magicはオンラインタスクのフォーム上のコントロールにTab IDを設定します。このTab IDは、ユーザがコントロールにパーク可能かどうかを問わず1からコントロール数分の連番を割り振ります。ブラウザタスクの場合は、常に自動設定になっています。

フォーム上に新しくコントロールを配置したり、既存のコントロールを移動した場合、Magicはコントロールの上辺位置、左辺位置、およびZオーダに基づいてタブの順序を設定します。

例えば:

最初のコントロール(幅:3、高さ:1.5)を(左辺位置:2、上辺位置:2)に配置した場合、タブIDは「1」と設定されます。2番目のコントロールを(2、4)に配置した場合、タブIDは「2」と設定されます。3番目のコントロールを(6、2)に配置した場合、Tab IDは「2」と設定され、2番目のコントロールのタブIDは「3」に変更されます。コントロールを削除すると、それ以降のコントロールのTab IDの値は全て1つ減算されます。

TAB順序が手動モードになっていない場合、コントロールの[Tab順序]特性には、4桁の数値が自動的に設定されます。

TAB順序の手動設定

TAB順序が手動モードになっていない場合、Magicがフォーム上の全てのコントロールのTAB順序を管理します。この場合、コントロールの追加、移動、削除によってTAB順序は自動的に変更されてしまいます。

TAB順序を手動モードに設定した場合、追加されるコントロールに対して、現在定義されている最も大きなTab IDの次の値を割り当てます。コントロールが移動した場合は、コントロールのTab IDは変更されません。コントロールが削除された場合、削除されたコントロール以降のTab IDを1つ減算します

コントロールの[Tab順序]特性を変更すると、TAB順序の再計算が発生します。

例えば、TAB順序が1から10までの定義されているものとします。あるコントロールの[Tab順序]特性を「8」から「4」に変更した場合、Magicは、TAB順序を以下のように変更します。

4 → 5

5 → 6

6 → 7

7 → 8

[Tab順序]特性に、フォーム上に定義されているTAB順序の最大値より大きい数値を入力した場合、最大値に設定し直し、その上でTAB番号を再計算します。

例えば、TAB順序が1から6までの定義されているものとします。あるコントロールの[Tab順序]特性を「2」から「8」に変更した場合、Magicは、このコントロールのTAB順序を「6」に設定した上で、その他のコントロールを以下のように変更します。

3 → 2

4 → 3

5 → 4

6 → 5

[Tab順序]特性に「0」を設定した場合、Magicは自動的に「1」に設定し直します。

コントロールの複数選択

[自動TAB順序]が無効な場合、複数のコントロールの[Tab順序]特性を変更すると、入力した値を基に順番に各コントロールにTab IDを割り振ります。

例えば、4つのコントロールがあり、それぞれのTab IDは、A=1、B=2、C=3、D=4とします。C、B、A、Dのコントロールを選択し、[Tab順序]特性に「1」を入力した場合、Magicは、タブIDを C=1、B=2、A=3、D=4に設定し直します。複数のコントロールを選択した場合、[Tab順序]特性は、「?」表示になります。

参照