Magic実行エンジンの動作

分散アプリケーション > アプリケーションサーバのセットアップ

実行エンジンはリモートサービスのリクエストを実行します。実行エンジンは、アプリケーションをローカルで実行するために使用するものと同一の実行エンジンのインスタンスです。Magic リクエストゲートウェイは、実行エンジンがMRB(または他のミドルウェア)およびリクエスタクライアントと通信できるようにするソフトウェアレイヤです。

実行エンジンは、リクエストとステータスに関する情報を1つのミドルウェアのみに返します。一方、リクエスタクライアントは複数のミドルウェアと通信でき、ミドルウェアは複数の実行エンジンと通信できます。

実行エンジンが接続するミドルウェアのアドレスはMAGIC.INIファイル内に保存されています。実行エンジンは、起動されると、実行エンジンが使用可能であることをミドルウェアに通知します。メッセージには、実行エンジンでサポートされるアプリケーションのリストも含まれます。次に、実行エンジンはMAGIC.INIファイル内で指定されているポート上で待機します。リクエストを受信すると、実行エンジンがアイドル状態である場合、実行エンジンはリクエストされたアプリケーションを開きます。

実行エンジンは、リクエスト内で指定されているユーザ名とパスワードをリクエストログ内に入力します。次に、リクエストされたプログラムを実行し、実行結果をリクエスタクライアントに送信します。

実行エンジンは、リクエストの実行中、ミドルウェアまたはリクエスタクライアントに「I AM ALIVE」というメッセージを[サーバ特性]の[タイムアウト]特性で指定された間隔で送信します。[タイムアウト]特性は、リクエスタクライアントがリクエストとともに送信する値です。

リクエストが有効でない場合、または実行エンジンが使用中である場合、所定のメッセージがリクエスタクライアントに送信されます。

Magicアプリケーションサーバは、クライアントのタイプに関係なく、同じ方法で構築されます。各構成におけるアプリケーションサーバの唯一の相違点は、ミドルウェアモジュールです。