タイプシグニチャ

以下の表で示されるように、JNIでは、JVM で定義されているタイプシグニチャを使用します。

タイプシグニチャ	Javaタイプ
Z	boolean
B	byte
C	char
S	short
I	int
J	long
F	float
D	double
Lクラス名:	クラス名
[タイプ	タイプ[]
(パラメータタイプ)戻り値のタイプ	メソッドのタイプ

例：Javaのメソッド long f (int n, String s, int[] arr) は、(ILjava/lang/String;[I]J というタイプシグニチャを持っています。

この場合以下のように対応します。

int n …… I
String s …… Ljava/lang/String;
int[] arr …… [I
long f …… J

（クラスファイルを逆アセンブルする）JDKのコマンドラインユーティリティ、'javap -s〈クラス名〉' は、クラスを分析し、そのメソッドと変数のシグニチャーを出力します。

class HelloJava
{
public static void main(String s[])
{
System.out.println("Hello Java Java.");
}
}

この場合、javap -s HellowJava は以下のように返ります。

Compiled from HelloJava1.java
class HelloJava1 extends java.lang.Object {
HelloJava1();
/* ()V */
public static void main(java.lang.String[]);
/* ([Ljava/lang/String;)V */
}