差分更新

マルチユーザ環境 > 並行性

SQLデータベースの場合、[項目特性]の[更新形式]特性で「差分更新」が選択できます。 差分更新は、更新データを失うという問題を小さくします。

以下の例は、[A=値更新]が設定された場合に発生する問題を表しています。

在庫の中の項目として94個になっており(「在庫」カラムの値からフェッチされた)、User-Aが「在庫」カラムの値を93に更新したとします(1個販売したため)。また、User-Bが、カラムの値を92に更新した(2個販売したため)とします。この場合、更新データの損失が発生します。

しかし、差分更新の場合は、以下のように更新されます。

「在庫」の値の最終値は、-3の更新となりこの例では、91になります。このように更新データの損失は発生しません。