このカラムには、「Yes」または「No」のいずれかの値が設定できます。
Yes ユーザまたはユーザグループの[権利]リポジトリで定義されている権利が、プロジェクト外部から見えるようになります。つまり、SUPERVISORが、ユーザIDまたはユーザグループに関する処理を行う場合、[権利]リポジトリを開いて権利(ただし、公開されている権利のみ)を見ることができます。
No SUPERVISORは、ユーザIDまたはユーザグループに関する処理を行っている時、権利リポジトリを開いて権利を見ることができなくなります。プロジェクトの重要な要素に対するアクセスを制限したい場合、通常はこの設定にしておきます。
SUPERVISORは、公開権利のキーを記録しておく必要はありません。これは、[権利一覧]に表示される権利名を使用して、その権利のキーを取得できるためです。SUPERVISORは、ユーザやユーザグループに対して非公開の権利を割当てることができます。この場合は、[権利一覧]には非公開の権利の名前は表示されません。SUPERVISORが直接、権利のキーを指定します。
通常、開発者だけに関係があり、エンドユーザには関係のない権利は、非公開にしておきます。また、プロジェクトの開発者は、別の開発者に非公開の権利を割当てることができます。これによって、この権利を付与された開発者だけが、プロジェクトの変更を行うことができるようになります。この方法を使用することで、例えば、プロジェクトの開発元のソフトウェアハウスが、ほかのプログラマにプロジェクトを販売した時でも、そのプロジェクトが無制限にカスタマイズされることを防ぐことができます。つまり、使用権利の内容を制限することで、ある程度のカスタマイズは可能ですが、その使用権利の範囲に制限されることになります。
公開権利が表示される[権利一覧]は、プロジェクト外部にあります。また、[権利一覧]の公開権利の名前を使用して、その権利のキーを取得することもできます。このため、公開権利は、状況によっては保護する必要があります。保護したい場合、[プロジェクト特性]ダイアログで[公開権利アクセスキー]を定義します。この場合、[公開権利アクセスキー]をSUPERVISORの[権利テーブル]に定義しない限り、[権利一覧]を表示できなくなります。この公開権利アクセスキーは、SUPERVISORでも取得することはできないようになっています。
ユーザに付与されている権利は、Rights関数を使用してチェックできます。[式]エディタでこの関数を利用する場合、Ctrl+4を押下して[利用可能権利一覧]を開き、チェックする(公開)権利を選択することができます。