グループ前

Magicエンジン > エンジン実行レベル > グループレベル

この処理は、バッチタスクの場合にのみ有効です。

[グループ前]レベルを定義した時には、同時に、グループ化するための項目も指定します。この項目を「グループ項目」と呼びます。例えば、受注詳細テーブルから各顧客ごとの受注合計を印刷するタスクでは、レコードを顧客ごとにグループ化しますので、顧客番号のカラムがグループ項目になります。Magic エンジンは、ループ処理を1レコード進める際に、直前に処理したレコードと現在のレコードのグループ項目を比較し、これが異なっている場合には、レコードのグループが変わったと見なして、グループ前レベルに指定されている処理コマンドを実行します。例えば、顧客ごとの帳票出力処理であれば、ここには、顧客についての詳細を記述したグループヘッダを出力するといった処理を行います。

レコードのグループ化は、複数の項目に対して階層的に定義することもできます。この場合には、複数のグループ項目に対して[グループ前]/[グループ後]を定義することになります。グループレベルは必要なだけ定義することができます。