Magic V10 では、開発エンジンは、「Magicスタジオ」と呼ぶようになり、実行エンジンの機能が分離されました。2つのエンジンを分離することは、以下のような利点があります。
実行エンジンが異常終了しても、開発環境が終了することはありません。
実行時にアプリケーションを終了する場合、アプリケーションクローズコマンドを使用することで、開発環境を終了することなく終わらせることができます。
開発エンジンを終了させずに、実行エンジンのみを中断させることができます。
プロジェクトの実行中に開発エンジンのウィンドウを使用して処理フローやデバッグ情報を表示させたることができます。
プロジェクトをマルチスレッドのバックグラウンドモードで実行させることができます。
開発エンジンの動作中に、実行エンジンのモードを切り替えることができます。
実行エンジンが開発エンジンから起動された場合、実行エンジン用の実行ファイルが処理され、開発エンジンとは別のウィンドウによって表示されます。開発エンジン用のウィンドウは、実行アプリケーション状態で残ります。
開発エンジンと実行エンジンの動作
開発エンジンのファイルは、「eDevStudio.exe」です。実行エンジンファイルは、「eDevRTE.exe」です。
開発エンジンがロードされると、実行エンジンもまたウィンドウが表示されない状態でロードされます。実行エンジンは、同期的に起動されます。これは、実行エンジンの起動中は開発エンジンも実行されていることを意味しています。
開発エンジンでプロジェクトファイルをオープンすると、プロジェクトは実行エンジンでもオープンされます。
開発エンジンが終了すると、現在のプロジェクトは停止され、開発エンジンと実行エンジンの両方は解放されます。
参照