ドライバとDBMS製品情報

このユーティリティは、選択されたデータソースに接続し、接続の割当てられたハンドルと関連付けられているドライバに関する一般情報を返すSQLGetInfo関数を送信します。

SQL_DBMS_NAME = ACCESS

ドライバによってアクセスされたDBMS製品の名前を含む文字列です。

SQL_ODBC_VER = 03.51

Driver Managerが準拠するODBCのバージョンを含む文字列です。バージョンの形式は##.##です。最初の2桁はメジャーバージョンで、次の2桁はマイナーバージョンです。これは、Driver Managerでのみ実行されます。

SQL_DRIVER_NAME = odbcjt32.dll

データソースへのアクセスに使用されたドライバのファイル名を含む文字列です。

SQL_DRIVER_ODBC_VER = 03.51, major = 3, minor = 51

ドライバでサポートされるODBCのバージョンを含む文字列です。バージョンの形式は##.##です。最初の2桁はメジャーバージョンで、次の2桁はマイナーバージョンです。SQL_SPEC_MAJORおよびSQL_SPEC_MINORによって、メジャーバージョン番号とマイナーバージョン番号が定義されます。このマニュアルで説明しているODBCのバージョンの場合、2と0です。したがって、ドライバによって「02.00」が返されます。ドライバでSQLGetInfoがサポートされていて、fInfoTypeパラメータのこの値がサポートされていない場合は、Driver Managerによって「01.00」が返されます。

SQL_DRIVER_VER = 04.00.3513

ドライバのバージョンを含む文字列です。任意でドライバの説明を含めることもできます。バージョンの形式は##.##.####です。最初の2桁はメジャーバージョン、次の2桁はマイナーバージョン、最後の4桁はリリースバージョンです。

SQL_DBMS_VER = 01.00.0000

ドライバによってアクセスされたDBMS製品のバージョンを表す文字列です。バージョンの形式は##.##.####です。最初の2桁はメジャーバージョン、次の2桁はマイナーバージョン、最後の4桁はリリースバージョンです。ドライバは、この形式でDBMS製品のバージョンを返しますが、DBMS製品固有のバージョンを追加することもできます。その場合、「04.01.0000 Rdb 4.1」のようになります。

SQL_DATABASE_NAME = C:\gateways\ODBCSDK\ACCESS\SAMPLE

データソースによって「データベース」という名前の付いたオブジェクトが定義されている場合、使用中のデータベースの名前を含む文字列です。

注意:

ODBC 2.0では、fInfoTypeのこの値は、SQL_CURRENT_QUALIFIER接続オプションに置き換えられました。ODBC 2.0ドライバでは引き続きSQL_DATABASE_NAME情報タイプがサポートされていますが、ODBC 2.0アプリケーションはODBC 1.0ドライバについてのみこの値を使用します。

 

SQL_ACTIVE_CONNECTIONS = 64

ドライバでサポートされるアクティブな接続ハンドルの最大数を示す16ビットの整数値です。この値には、ドライバまたはデータソースによって課せられる制限が反映されます。制限が指定されていない場合、または制限が不明の場合は、この値はゼロに設定されます。

SQL_ACTIVE_STATEMENTS = 0

接続ハンドルに対してドライバでサポートされるアクティブな文ハンドルの最大数を示す16ビットの整数値です。この値には、ドライバまたはデータソースによって課せられる制限が反映されます。制限が指定されていない場合、または制限が不明の場合は、この値はゼロに設定されます。

SQL_ODBC_API_CONFORMANCE = Level 1 Supported

ODBC適合のレベルを示す、以下の文字列が出力されます。

SQL_OAC_NONE = None
SQL_OAC_LEVEL1 = Level 1 supported
SQL_OAC_LEVEL2 = Level 2 supported
SQL_SEARCH_PATTERN_ESCAPE = \

検索パターンの有効な文字としてパターンマッチのメタ文字の下線(_)やパーセント(%)の使用を許可するエスケープ文字としてドライバでサポートされる文字列です。このエスケープ文字は、検索文字列をサポートするカタログ関数のパラメータにのみ適用されます。この文字列が空白の場合、ドライバで検索パターンのエスケープ文字がをポートしません。このfInfoTypeは、カタログ関数にのみ使用されされます。

SQL_SERVER_NAME = ACCESS

実際のデータソース固有のサーバ名を含む文字列です。SQLConnect、SQLDriverConnect、およびSQLBrowseConnectで、データソース名に利用します。