ウィンドウタイプ (デフォルト:D=デフォルト)

ウィンドウのタイプを設定します。この設定は、ウィンドウの外観や動作に影響します。

設定可能な値は以下の通りです。

オプション

1

D=デフォルト ……  ……

  • フォームがMDIコンテナまたは他のMDIの子ウィンドウから直接オープンされた場合、ウィンドウは通常のMDI子ウィンドウとしてオープンされます。

  • フォームがフローティングウィンドウからオープンされた場合、フローティングウィンドウとしてオープンされます。

  • フォームがモーダルウィンドウ(または、アプリケーションモーダル)からオープンされた場合、モーダルウィンドウとしてオープンされます。

  • フォームがSDIウィンドウからオープンされた場合、フローティングウィンドウとしてオープンされます。

  • フォームが子ウィンドウまたは分割子ウィンドウとしてオープンされた場合子ウィンドウの[ウィンドウタイプ]の設定に基づいてオープンされます。

2

S=SDI ……  ウィンドウは、新しいコンテキスト内で新しいSDIウィンドウとしてオープンされます。「SDIサポート」を参照してください。

3

C=子ウィンドウ ……  子ウィンドウとしてオープンされます。リッチクライアントタスクの場合、子ウィンドウはサブフォームまたはフレームの中でのみ動かすことができます。子ウィンドウはモーダルにはできません。たとえモーダルに設定されていたり、その親タスクがモーダルであっても、Magic uniPaaSはモーダレスとして子ウィンドウを開きます。

4

P=分割子ウィンドウ ……  親タスクのフォームが分割フォームの場合、分割子ウィンドウとしてオープンされます。そうでない場合は、通常のMDI子ウィンドウとしてオープンされます。リッチクライアントタスクではサポートされません。

5

F=フローティング …… フォームが、フローティングウィンドウとしてオープンされます。このウィンドウは、Magic uniPaaSのメインウィンドウの外に移動することができます。フローティングウィンドウからデフォルトウィンドウをオープンした場合、フローティングでオープンされます。

6

M=モーダル …… フォームが、モーダルウィンドウとしてオープンされます。このウィンドウを閉じない限り他のウィンドウにフォーカスを移すことができません。モーダルウィンドウからデフォルトウィンドウやフローティングウィンドウをオープンした場合、モーダルでオープンされます。モーダルウィンドウタスクは、タスク終了後にウインドウを開いたままにしておく([ウィンドウを閉じる]特性を「No」)ことができません。モーダルタスクのウインドウは、([ウィンドウを閉じる]特性を無視し、常に「Yes」が設定されているように動作します。

  • オンラインタスクの場合、モーダルウィンドウから呼び出されたウィンドウはその定義されているウィンドウタイプにかかわらずモーダルウィンドウとしてオープンされます。

  • リッチクライアントタスクの場合、呼び出されたウィンドウのタイプは、(モーダルウィンドウから呼び出されても)呼び出されたフォームによって定義されます。

7

A=アプリケーションモーダル ……  ウィンドウはダイアログウィンドウとしてオープンされます。アプリケーションモーダルからフローティングウィンドウやモーダルウィンドウをオープンした場合、アプリケーションモーダルとしてオープンされます。アプリケーションモーダルは、オープン中はMagic uniPaaS処理の全てのコンテキスト内のタスクを停止させます。

リッチクライアントタスクではサポートされません。

8

T=ツール ……  ウィンドウはツールウィンドウとしてオープンされます。ツールウィンドウの主な特徴は、タスクバーに表示されず、タイトルバーが小さいウィンドウです。

9

I=MDI調整 ……  タスクのウィンドウをMagic uniPaaSのMDI に合わせて表示します。この特性によって、フォームを最大表示させた時と同じサイズになります。

この特性を式で指定した場合、フォームがオープンされた時点で1回だけ評価されます。

このオプションを指定した場合、[最大化ボタン]と[最小化ボタン]の各特性は自動的に「No」になります。また、[開始時の位置]特性は、無効になります。

 

この特性は、式で指定することもできます。式の場合は、数値が返る式を指定します。式は、フォームがオープンされる時点で評価されます。式の戻り値の内容に基づいてウィンドウタイプが決定されます。値が、上記に該当しない場合、「デフォルト(1)」として評価されます。

ウィンドウタイプの矛盾

ウィンドウが、オープンされるコンテキストに対して適切ではないウィンドウタイプが設定されている場合、「デフォルト」と評価されます。

以下のような場合、矛盾が発生します。

MDI/SDI

SDIプログラムは、他のSDIでない並行実行プログラムを呼び出すことができません。このタイプのプログラムがSDIプログラムから呼び出された場合、新しいSDIプログラムとして実行されます。

フォームがモーダルウィンドウで、並列実行として設定されている場合、プログラムは新しいコンテキスト内でアプリケーションモーダルウィンドウとして実行されます。

リッチクライアント

リッチクライアントフォームは、S=SDI、C=子ウィンドウ、F=フローティング、M=モーダル(デフォルト)、T=ツールをサポートします。

以下の例外を除いて、リッチクライアントタスクでの[ウィンドウタイプ]特性は、GUI表示フォームと同じように動作します。

リッチクライアントフォームは、モーダルを除きタスクバーが表示されるため、各タスクをクリックすることが可能になります。

注意:

[フォーム]エディタは、ウィンドウタイプによって表示を変えることはありません。