Windows形式ヘルプ

Windows形式のヘルプは、Windowsヘルプシステムにより指定された Windows形式のヘルプファイル(HLP/CHM)を開きます。Windows形式ヘルプを[ヘルプ]リポジトリで指定してズームすると、[ヘルプ特性]シートを開くことができます。

Windows形式ヘルプのヘルプ特性には以下の特性があります。

特性

内容

モデル

継承が解除されている特性の継承をし直したり、モデルの全ての特性の継承を解除することができます。さらに、別のモデルを選択することもできます。

ic_morewin.gif

他のモデルを選択する場合にクリックします。

ic_showmodel.gif

デフォルトモデルの特性を表示する場合にクリックします。

ic_uninher.gif

モデル特性の継承を解除する場合にクリックします。

ic_inher.gif

モデル特性を継承する場合にクリックします。

ヘルプファイル名

ここには、専用のオーサリングツールなどを使用して作成したWindowsヘルプのファイル名(*.Hlp/*.CHM)を入力します。ここからズームして[ファイルを開く]ダイアログを開き、ヘルプファイルを指定することもできます。

ヘルプキー

Windowsのヘルプコマンドを指定します。この欄には、デフォルトのヘルプコマンドが表示され、そのまま使用することもできます。また、コンボボックスを開いて、そこでコマンドを指定しても結構です。指定できるコマンドは次の通りです。

  • C=コンテキスト …… HELP_CONTEXTコマンドを発行します。
    [キー値]欄には、トピックのコンテキスト番号を示す数値を指定します。この設定の場合、.HPJファイルの[MAP]セクションで定義されているコンテキストのうち、[キー値]欄で指定したコンテキスト番号(マップ ID)に対応するトピックのヘルプが表示されます。

  • O=目次 …… HELP_CONTENTSコマンドを発行します。
    [キー値]欄の値は無視されます。この設定の場合、.HPJファイルの[OPTIONS]セクションの「CONTENTS」オプションで定義されている目次トピックが表示されます。

  • S=セットコンテキスト …… HELP_SETCONTENTSコマンドを発行します。SetContent マクロを呼び出し、ヘルプ システムの目次トピックのコンテキスト文字列を定義します。
    [キー値]欄には、アプリケーションで目次トピックとして表示したいトピックのコンテキスト番号を指定します。エンドユーザがF1キーを押下した時、この欄で指定した目次トピックが表示されます。

  • P=コンテキストポップアップ …… HELP_CONTEXTPOPUPコマンドを発行します。
    [キー値]欄には、トピックのコンテキスト番号を示す数値を指定します。この設定の場合、.HPJファイルの[MAP]セクションで定義されているコンテキストのうち、[キー値]欄で指定したコンテキスト番号に対応するトピックのヘルプがポップアップウィンドウに表示されます。

  • K=キーワードで検索 …… HELP_KEYコマンドを発行します。
    [キー値]欄には、表示したいトピックのキーワード文字列を指定します。この設定の場合、キーワード一覧のキーワードのうち、[キー値]欄で指定したキーワードに合致するキーワードがあった場合、そのキーワードで示されるトピックが表示されます。キーワード一覧に合致するキーワードが複数見つかった時には、[キーワードで検索]ダイアログが表示され、合致するキーワードが全て[ジャンプ一覧]に表示されます。

  • M=ヘルプマクロ …… HELP_COMMANDコマンドを発行します。
    [キー値]欄には、ヘルプマクロの文字列を指定します。この設定では、[キー値]欄で指定したヘルプマクロが実行されます。

  • F=ForceFile …… HELP_FORCEFILEコマンドを発行します。
    [キー値]欄の値は無視されます。この設定の場合、指定したヘルプファイルが表示されます。ヘルプファイルが適当でない場合、処理は行われません。

  • H=Help on Help …… HELP_HELPONHELPコマンドを発行します。
    [キー値]欄の値は無視されます。この設定の場合、「ヘルプの使い方」の目次トピックが表示されます。

  • Q=終了 …… HELP_QUITコマンドを発行します。
    [キー値]欄の値は無視されます。この設定の場合、WinHelpに対してヘルプが必要でない旨のメッセージが送られ、ヘルプ表示をクローズします。

注意:

HTMLヘルプの場合は以下のみ有効です。

  • C=コンテキスト

  • K=キーワードで検索

  • Q=終了

ヘルプコマンド

ここには、数値または文字列を指定しますが、この数値または文字列によりWindowsのヘルプシステムのヘルプ画面が識別されます。

  • [ヘルプコマンド]特性が「C=コンテキスト」、「S=セットコンテキスト」、または「P=コンテキストポップアップ」の場合、必要なヘルプトピックのコンテキスト番号を入力します。

  • [ヘルプコマンド]特性が「O=目次」、「F=ForceFile」、「H=Help on Help」、または「Q=終了」の場合、この特性は無視されます。

  • [ヘルプコマンド]特性が「M=ヘルプマクロ」の場合、実行するヘルプマクロを含む文字列を入力します。

  • [ヘルプコマンド]特性が「K=キーワードで検索」の場合、必要なトピックのキーワードを含む文字列を入力します。

 

注意:

  • Windowsのヘルプシステムについては、Windowsのヘルプ作成用のオーサリングツールのマニュアルを参照してください。

  • ブラウザタスクやリッチクライアントタスクでは使用できません。