拡張

[リンク]特性の[詳細]セクションには、以下の特性があります。

特性

内容

共有

この特性は、マルチユーザ環境で同時実行している他のタスクがどのようにテーブルにアクセスできるかを指定します。

  • R=読込 …… 他のタスクに読み取り専用アクセスだけを許可する時に使用します。

  • W=書出 …… 他のタスクにも読み取りと書き込みアクセスを許可する時に使用します。この場合には、行ロックによる排他制御が行われます。

  • N=なし …… 共有アクセスを許可しない時に使用します。この場合にはテーブルレベルで排他ロックがかかります。

[アクセス]と[共有]が両方とも「W=書出」の場合、レコードロックが実行されます。また、[アクセス]が「W=書出」で[共有]が「R=読込」の場合、テーブルの共有が可能になります。さらに、[共有]が「N=なし」の時には、テーブルは排他使用となります。

アクセス/ 共有モードの詳細については、「マルチユーザ環境」を参照してください。

オープン

この特性には、以下のオプションがあります。

  • N=標準 …… 通常はこのオープンモードを利用します。

  • R=再索引 …… ISAM系のデータベースでのみ有効です。このオープンモードは、テーブルをオープンする時にMagic uniPaaSが全てのインデックスを削除し、タスクの実行が終了し、テーブルをクローズする時にインデックスを再構築するように指示します。作成モードで大きなテーブルをインポートする場合、あるいはテーブルに対して大量のインデックス値の修正を実行しなければならない場合などに、[再索引]オープンモードはパフォーマンスを向上させる機能があります。全てのインデックスを除去しておくことにより、挿入または修正のたびに行われるインデックス操作(Pervasive SQL のB ツリーをバランス化する処理など)のための時間が不要になります。処理が終了すると、Magic uniPaaSはテーブル全体に対してインデックス構造を作成します。
    [再索引]オープンモードが使えるか否かは、データベースゲートウェイがサポートしているかどうかに依存します。このオープンモードを指定した場合、重複不可のインデックスに重複するキー値を入力すると、インデックス再構築の処理で予期しない結果が生じることがあります。例えば、Pervasive SQL はインデックス再構築の処理をそのまま中止します。他のデータベースゲートウェイはその重複する行をスキップする場合があります。

キャッシュ

[キャッシュ]特性は、リンクテーブルにのみ関連します。この特性の設定値により、リンクテーブルをキャッシュするかどうかを指定します。

設定可能な値は以下のとおりです。

  • Yes …… リンクテーブルに対してキャッシュを使用します。

  • No …… リンクテーブルに対してキャッシュを使用しません。

デフォルト値は、[データソース]特性にある[キャッシュ範囲]特性の指定によって異なります。

位置キャッシュはリンクテーブルに対しては無意味である点に注意してください。そのため、[キャッシュ範囲]特性の設定が「P=位置」の時には、「No」とみなされます。

デフォルトの設定値は、[データソース]特性の内容によって以下のように決まります。

  • Yes …… [データソース]特性で「D=位置とデータ」を指定した場合

  • No …… [データソース]特性で「P=位置」または「N=なし」を指定した場合

更新レコード識別

データベースを更新する前に、別のユーザが修正した行を識別できるようにするため、SQL テーブルに対するWhere 句の作成方法を指定できます。

この特性には、以下のいずれかのオプションを指定できます。

  • P=位置

  • S=位置と選択項目

  • U=位置と更新項目

  • S=メインソースに依存

この特性は、遅延トランザクションを使用しているタスクのSQL系のリンクテーブルにのみ適用されます。

XMLソースの場合は、「S=メインソースに依存」の状態で無効になっています。共有は、「N=なし」に設定されています。

更新レコードの識別も参照してください。