[区切り方法]特性は、どのような方法でレコードのフィールドを区切って読み込むかを指定します。指定できる値は、以下の通りです。
C=固定長
…… この設定の場合、フィールドは区切文字で区切られていないものとしてレコードが読み込まれます。つまり、レコードのフィールドは、実際の長さのまま読み込まれ、したがって、フォームのレイアウトは入力ファイルとまったく同じでなければなりません。フィールドに置かれているスペースもそのまま読み込まれます。
「C=固定長」にした場合、[区切り文字]特性は必要ありませんので、カーソルはパークしません。
S=単区切
…… 入力レコードのフィールドが何らかの区切文字で区切られている場合(各フィールドの値の右に何らかの文字が置かれている場合)、この設定にします。
例えば、入力レコードが、「123, ABCDE, -23.57」というようにカンマ(,)で区切られている時には、この設定にします。また、[区切り文字]特性にカンマを指定します。この設定にした場合、フィールド間のスペースは無視されます。
D=複区切
…… 入力レコードのフィールドが何らかの区切文字で区切られており、その文字が2字、つまり、データの前後(左側と右側)にそれぞれ区切文字が使われている場合、この設定にします。
例えば、入力レコードのフィールドが、「"23""ABCDE""23.57"」というように二重引用符(")で区切られている時には、この設定にします。また、[区切り文字]特性に二重引用符を指定します。
この設定にした場合、レコードのフィールド間のスペースは無視されます。なお、入力レコードのフィールドがカンマで区切られ、しかも、データの前後に二重引用符が付加されている場合、[区切り方法]特性の設定を「S=単区切」にした[フォーム入力]処理コマンドを実行すると、データの前後の二重引用符は削除されます。例えば、入力レコードが次のようだったとします。
"A","B","C"
この場合、[フォーム入力]処理コマンドの実行後、データは「"A","B","C"」ではなく「A,B,C」の形で読み込まれます。