.NETの 列挙型を使用するには

NETオブジェクトを扱うとき、Magic uniPaaSは大部分のデータ変換を自動的に行います。たとえば、通常、数値がLong/Short のInt型かどうか、あるいは、文字列を渡すためにどのようなデータ型を使用したらいいかを心配する必要がありません。しかし、.NETオブジェクトの値のいくつかは、列挙型と呼ばれているデータ型です。Magic uniPaaSと.NETの間でデータを渡す唯一の方法は、列挙型を提供したり、それを変換する、.NETメソッドを使用することです。

この例では、 背景色(BackColor ) のプロパティは、 System.Drawing.Color クラスの出力が必要になります。Magic uniPaaSでは、 特性 シートの下辺にヒントが表示されます。

DotNet.System.Drawing.Color を入力すると、ドット(.)を入力するたびに、Magic uniPaaSは有効なオプションのリストを作成します。これらの多くは、値がハードコードされています(例えば、'ForestGreen'または'Fuchsia')。しかし、他にデータを変換する関数もあります。このデータ変換は、 キャスト と呼ばれています。 FromName は、色の名前を意味する文字列(例えば、'Redまたは'ForestGreen')を BackColor プロパティで処理できるように変換するメソッドです。

Magic uniPaaSの式では、以下のように入力できます。

DotNet.System.Drawing.Color.FromName('Red')

この式が返す値が、 BackColor プロパティで利用することができます。

通常は、変数項目を使用して色の名前を指定する場合が多いと思います。この場合、文字列'Red'をユーザの選択内容を格納する文字型項目を定義し、それを使用することになります。 単純なコンボボックスで有効な.NETの色リストを表示させることにより、あらかじめ選択された値から選ぶことができます。

FromArgb メソッドを使用して色を変更することもできます。この場合は、一組のRGB値をパラメータとして指定します。