MSMQプロパティ

現在サポートされるプロパティは、以下の通りです。

プロパティ

説明

Ack

数値:

肯定応答メッセージのタイプを指定します。肯定応答が要求される時、管理キュー内にメッセージキューが入ります。

  • MQMSG_ACKNOWLEDGMENT_FULL_REACH_QUEUE …… メッセージがキューに渡ったか否かによって肯定または否定応答が入ります。メッセージの到達制限時間タイマの期限を超えた場合、否定応答が入ります。数値は、5 です。

  • MQMSG_ACKNOWLEDGMENT_NACK_REACH_QUEUE …… メッセージがキューに到達できなかった場合、否定応答が入ります。メッセージの到達制限時間タイマの期限を超えた場合、否定応答が入ります。数値は、4 です。

  • MQMSG_ACKNOWLEDGMENT_FULL_RECEIVE …… 受信までの到達制限時間タイマの期限を超える前に、メッセージがキューから取り出されるかどうかによって肯定または否定応答が入ります。数値は、14 です。

  • MQMSG_ACKNOWLEDGMENT_NACK_RECEIVE …… 受信までの到達制限時間タイマの期限を超える前に、メッセージをキューから取り出すことができない時、否定応答が入ります。数値は、12 です。

  • MQMSG_ACKNOWLEDGMENT_NONE …… (デフォルト)受信の成功、失敗にかかわらず肯定応答メッセージは入りません。数値は、0 です。

AdminPath

文字:

Ackメッセージを送るAckキューを指定します。これは、Ack特性と連携して使用され、Ackキューがデフォルトと異なる場合にのみ使用します。

書式は以下の通りです。

<computer name>\<QueueType>\<Queue Name>

msmq_Comp\private$\ackQ

AppSpecific

数値:

アプリケーションによって生成される情報を指定します。これは、単一のメッセージやメッセージセットの識別に使用できます。

Delivery

数値:

PCが再起動した後に、メッセージがキュー残っているかどうか指定します。

  • …… MQMSG_DELIVERY_EXPRESS :(デフォルト)メッセージは残りません。

  • …… MQMSG_DELIVERY_RECOVERABLE :メッセージは、PCの再起動後も残ります。

Extension

ベクトル:

メッセージに関連付けられたアプリケーション定義の追加情報を指定します。3桁の数値型セルを持ったMagic uniPaaSのベクトルデータです。コンポーネントやMSMQでは、チェックされません。

Journal

数値:

メッセージが送信先キューに送られた時に、メッセージキューでメッセージのコピーを保持するかどうかを指定します。

  • MQMSG_JOURNAL …… ポジティブなソースのジャーナル化を要求します。メッセージが次のコンピュータに正常に配信された場合は、メッセージのコピーがPCのコンピュータジャーナルに保存されます。しかし、配信に失敗した場合は、該当する配信不能キューにメッセージが保存されません。数値は2 です。

  • MQMSG_DEADLETTER …… ネガティブなソースのジャーナル化を要求します。メッセージの配信に失敗した場合は、該当する配信不能キューにメッセージを保存します。 これは、 MSMQ 3.0以上 で有効です。数値は1 です。

  • MQMSG_JOURNAL | MQMSG_DEADLETTER …… ポジティブなソースのジャーナル化とネガティブなソースのジャーナル化を要求します。メッセージの送信が成功した場合はコンピュータ ジャーナルにメッセージのコピーが保存され、失敗した場合は該当する配信不能キューに保存されます。これは、 MSMQ 3.0以上 で有効です。数値は3 です。

  • MQMSG_JOURNAL_NONE …… (デフォルト)ソースのジャーナル化は無効です。メッセージの送信が成功した場合でも、メッセージのコピーはコンピュータ ジャーナルに保存されず、失敗した場合も該当する配信不能キューに保存されません。 数値は0 です。

Label

文字列(250):

メッセージの説明を指定する文字列です。

LookupId

文字列(40):

メッセージの参照識別子を示します。ある特定のメッセージを読む場合にのみ有効です。また、MSMQ Ver3.0(XP) 以上でのみ有効です。

MaxTimeToReachQueue

秒数を表す数値(9):

メッセージの送信キューへの到達制限時間。指定時間を経過した場合、 メッセージのキューは、メッセージと動作を放棄します。デフォルトは、90 日(7776000 秒)です。

MaxTimeToReceive

秒数を表す数値(9):

メッセージを送信先キューから取得するまでの制限時間。この時間には、メッセージが送信先キューに到達するのに要する時間と、メッセージがアプリケーションによって取得されるまでにキュー内で待機する時間が含まれます。デフォルトは、 0(無制限)です。

Priority

メッセージに対する優先順位を指定します。0~7 の間の数値で 0 が最も低い優先順位です。デフォルトは、「3」です。