エスケープ文字「\」は、その直後の文字がマスク文字であることを明示的に指定します。これにより、指示記号によって暗黙的に指定された意味を無効にし、マスク文字として使用できるようになります。
例えば、次のようになります。
書式XX\XXは、真中にマスク文字Xが挿入された4文字のデータを表します。この例の場合、文字「\」って、その直後のXがマスク文字として解釈されます。
重量をポンドで表現した4桁の数値を想定し、この値の前にPを付けて表示するものとします。この場合、単に書式をP####と指定すると、Pが余白部分を埋める機能指示記号として解釈されるため、希望どおりに表示されません。そのため、\P####と指定します。
注意: |
「\」文字自体をマスク文字として使用する場合は、「\\」というように2回指定してください。 |