論理名

Magic uniPaaSには論理名機能が用意されています。この機能は、アプリケーションを移植する時に有効です。この機能を使用することで、物理記憶媒体やOSのネーミング規則から離れて、アプリケーションを開発できます。つまり、アプリケーションの移植の際、[論理名]テーブルが変換テーブルとして使われ、その設定にしたがってアプリケーションが変換されるようになります。論理名は、ファイル名またはパスに使用できます。

[論理名]テーブルには以下のカラムがあります。

カラム

内容

#

テーブルの行番号を表す連番が自動的に表示されます。

名前

プロジェクトで使用する論理名を指定します。この論理名は、実行時、[実行名]カラムで指定された値に置き換えられます。論理名は、同じプロジェクトであれば、プラットフォームやOSが変わっても同じです。

注意:

論理名の大文字と小文字は区別されます。

論理名には、以下の文字が使用できません。

  • 0x1F以下の制御コード(エスケープシーケンス)

  • ?

  • *

  • <

  • >

実行名

ここには、実際の名前を指定します。ファイルへのアクセスの際には、論理名に代わって、この名前が使われます。この名前は、Magic uniPaaSのインストール環境に応じて変更してください。

論理名の前後に「%」を付加することで実行名の中に別の論理名を使用することができます。

Magic uniPaaSは[論理名]テーブルの設定内容に基づいて実行時に論理名を変換します。

詳細は、論理名の使用法を参照してください。

注意:

以下の論理名は、予約語のため登録できません。[論理名]テーブルに登録された状態になっています。この論理名は削除することも、修正することもできません。

  • EngineDir …… Magicエンジンのディレクトリパスと解釈されます。

  • WorkingDir …… 作業フォルダのパスと解釈されます。

  • TempDir …… OSによって定義された一時ディレクトリのパスと解釈されます。