プリンタ

[プリンタ]テーブルには、アプリケーションの実行時に利用可能な印刷デバイスと属性を設定します。このテーブルの印刷デバイスはいずれも、Magic uniPaaSの論理プリンタです。この論理プリンタに対しては、Magicアプリケーション内でのみ参照が可能です。[プリンタ]テーブルでは、入出力ファイル(OSのテキストファイル)を印刷デバイスに出力するための設定を行うこともできます。

アプリケーションの実行時、プリンタメディアに対する出力処理が実行されると、[プリンタ一覧]から[プリンタ]テーブルの設定内容を参照して物理プリンタの属性を取得します。

[プリンタ]テーブルで、出力をローカルまたはリモートのプリンタに割当てることができます。

プリンタテーブル情報は、MAGIC.INIファイルの[MAGIC_PRINTERS]セクションにあります。

255行まで登録可能です。

[プリンタ]テーブルには以下のカラムがあります。

カラム

内容

#

テーブルの行番号を表す連番が自動的に表示されます。

名前

論理プリンタの名前です。この名前は、[プリンタ一覧]に表示されます。このプリンタ名は、データ文字列としてMagicプログラム内に登録され、プリンタ識別子として使用されます。アプリケーションの実行時には、このプリンタ名によって[プリンタ]テーブルが検索され、実際の物理プリンタデータと関連付けられます。

キュー

ここには、物理プリンタを指定します。カレントの論理プリンタに対する出力データは全て、この物理プリンタに送られます。ここにはOSに登録されているプリンタ名を指定します。該当するプリンタが見つからない場合は、OSのデフォルトプリンタ(例えばWindowsではLPT1など)に割当てられます。

GUI形式印刷の場合、[プリンタ]テーブルの[キュー]カラムに印刷マージンのパラメータを設定することで用紙の周りの余白を設定することができます。この設定により、用紙の左上隅から指定した左上マージン値を移動した位置を原点として、設定した余白でフォームのレイアウトを印字するようになります。 本指定がない場合には、プリンタモデルの印字可能領域の左上を原点として、フォームレイアウトを印字します。

パラメータは、スタイル設定ユーティリティ(Setstyle.exe)または、プリンタ設定ユーティリティ(Mgprn.exe)で設定ができます。 設定方法の詳細に関しましては、ユーティリティの使用方法 (UTIL.HLP) を参照してください。

注意:

キュー名の先頭の2文字に、'WP'または'DB'(大小文字区別なし)が指定されている場合、テキスト形式印刷では使用できません。

コマンドファイル

この設定は、テキスト形式印刷を行う場合のみ関係します。

ここには、プリンタ制御コードが格納されているファイルの場所と名前(OSでの名前)を指定します。このファイルを使用して、Magic印刷属性が解析されます。コマンドファイルはラベルとプリンタ制御コードで構成され、Magic印刷属性はラベルを使用して指定します。Magic uniPaaSのフォーム印刷に際しては、コマンドファイルの情報にしたがってMagic uniPaaSの論理的印刷属性が変換されることになります。

ラベルは、同じものを複数のコマンドファイルで使用することがあります。したがって、異なるコマンドファイルを用意することで、同じアプリケーションでも異なる印刷結果が得られることになります。

変換ファイル

この設定は、テキスト形式印刷を行う場合のみ関係します。

ここには、印刷に必要な変換ファイルの場所と名前(OSでの名前)を指定します。この変換ファイルには、Magic uniPaaSの内部キャラクタコードと物理プリンタのコードの対応表を置きます。変換ファイルには256までの文字列を定義することができ、それぞれ、ASCII キャラクタコード(Magic uniPaaSの内部キャラクタセット)を対応させます。

このファイルで指定した文字列がプリンタに送られます。プリンタに送られる文字列には、シングルバイトコードのほか、マルチバイトコードを定義することもできます。また、この文字列に制御コードを含めることもできます。

印刷の際のページサイズを指定します。このページサイズは、物理プリンタのページサイズと同じである必要はありません。ページサイズは行数を使用して指定し、通常は物理プリンタのページサイズ(行数)より小さい値にしておきます。

ここで指定された値は、プリンタ出力が実行される時、Magic uniPaaSによる内部的にカウント処理に使われます。ここで指定されている行数のデータが送られた後、Magic uniPaaSからプリンタにフォームフィード信号が送信されます。この値は、カレントのプリンタのデフォルトの行数として使われますが、上書きすることもできます。[フォーム出力]処理コマンドで使用される[入出力ファイル]テーブルの[行]カラムに値を指定することでこちらが優先されます。