サーバ

アプリケーションサーバは、Magic uniPaaSに組み込まれているクライアント/サーバ機能を実現するための基本構成要素です。これは、リモートのMagicアプリケーションにて、データベース処理や入出力ファイル処理を実行するMagicエンジンです。クライアントにMagic uniPaaSをインストールすることにより、各種プラットフォームやOSで稼働するアプリケーションサーバに対して、TCP/IPプロトコルを介してアクセスすることができます。

[サーバ]テーブルでは、ローカルのMagicエンジンがアプリケーションサーバと通信する方法を定義します。

[サーバ]テーブルには、以下のカラムがあります。

カラム

内容

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テーブルの行番号を表す連番が自動的に表示されます。

サーバ名

Magic uniPaaSが利用する際に参照するアプリケーションサーバ名を定義します。

サーバタイプ

[サーバタイプ]では、ホストサーバとのデータ送受信が可能なサーバタイプを指定します。この欄からズーム(F5)し、使用できるサーバタイプの一覧から選択することで設定します。有効な通信ドライバが認識できなかった場合、この欄は「Unknown」と表示され、この状態でサーバと通信しようとしても失敗します。

使用できるサーバタイプは次のとおりです。

  • Magic Request Broke …… MRB(Magic Requester Broker)との接続が可能です。MRBが[サーバタイプ一覧]に表示されるのは、MRBが適切なMAGIC.INIセクションで定義されていて、通信サポートがインストールされている場合のみです。

  • J2EE …… Magic uniPaaSは、J2EE環境のクライアントからアクセス可能なJavaで記述されたサーバコンポーネントを作成します。サーバタイプをJ2EEに設定し、動作環境ダイアログのメッセージサーバの設定でこのサーバを選択すると、Magic uniPaaSのアプリケーションサーバからJ2EEサーバにリクエストが送られます。

サーバアドレス

[サーバアドレス]欄には、ローカルのMagic uniPaaSが接続しているネットワーク上のサーバアドレスを指定します。このアドレスを使用して、サーバとローカルのMagic uniPaaS との接続が行われます。サーバアドレスは、「/」で区切られた2つの部分から構成されます。例えば、サーバがWindowsサーバ上に置かれており、通信プロトコルがTCP/IP の場合、書式は次のようになります。

XXXXX/YYYYY

 

XXXXXは、サーバのコンピュータ名(または、IPアドレス)です。コンピュータ名を指定する場合は、クライアント側のhostsファイルにサーバのコンピュータ名とIPアドレスの情報を設定しておく必要があります(例:MGSRV1)。

YYYYYは、サーバコンピュータ上のMagic TCP/IPディスパッチャ(MRB など)のソケット番号です(例:3001など)。

上記の例では、MGSRV1/3001が、アプリケーションサーバのTCP/IPアドレスになります。

[サーバ]テーブルには、デフォルトで[DEFAULT]という名前のサーバが登録されており、このサーバだけは削除することができません。DEFAULTサーバは、ローカルにインストールされているMagic uniPaaSの「ローカルサーバ」であり、通信ドライバやアドレスは必要ありません。

[サーバ]テーブルの設定情報は、MAGIC.INIの[MAGIC_SERVERS] セクションにあります。

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