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プロジェクト実行のコントロール

デバッグセッション中は、以下の方法でプロジェクトの実行をコントロールすることができます。

ブレイクポイントは、有効なデバッグツールです。これは、コンテキストビューとアクティビティログを調査するために、指定されたステップ上のフローの実行を停止させるものです。

ブレイクポイントに達すると、次のステップを実行する前に、スレッドや分岐などの実行されたコンテキストが全て停止します。ユーザがステップまたは継続を選択するまで、デバッガはその状態を維持します。ブレイクポイントは、変数や環境変数などに基づいたブレイクポイントを設定する条件設定も可能です。条件式は、プロジェクト内で使用される式と同じように定義します。ただし、この式は、プロジェクトソース外に保存されるため、リファレンス検索やテキスト検索、およびチェッカの対象にはなりません。

デバッグする際、問題のある箇所を見つける方法として一時的に停止させたい場合があります。

一時停止されたステップは無視され、ステップが実行されたかのように、デバッガは次のステップを継続処理します。

一時停止されたフローは実行されず、そのモードから解放されるまで、「停止された」ものとして扱われます。

同じメソッドは、フローまたは分岐を一時停止するために使用することができます。

 

デバッガによって作成されたプロジェクト(.ibp)ファイルは、デバッガや全てリビルドソリューションのオプションによって作成された既存の.ibpファイルを上書きします。もし特定のフローをデバッグしたい場合は、フローデバッグオプションの使用を推奨します。このオプションは、ナビゲーションペインの中のフローのコンテキストメニューからアクセスすることができます。また、フローをデバッグしないように設定することもできます。

  • (フローで右クリックして、デバッグを選択することで)一つのフローをデバッグするとき、まるでフローが自動起動に設定されているように、フローの最初の実行内容が処理されます。このフローにトリガが含まれている場合、フローは二回実行されます。最初の実行はトリガが含まれない自動起動によって起動されます。そして、2番目の実行はトリガ自体によって行われます。

  • デバッグセッション後にサーバモードでプロジェクトを実行するには、全てリビルドソリューションオプションを使用して、プロジェクトを再構築する必要があります。デバッガプロセスの一部として作成されたプロジェクトは、サーバモード内では実行されません。サーバは、プロジェクトを終了させず、メッセージをifs.logファイルに書き込みます。