Home > リファレンスガイド > フローコンポーネント > フローにコンポーネントを配置する > Magic xpi でコピーや貼付、および移動
フロー内、または統合プロジェクト内での異なるフロー間でステップと分岐をコピーや貼付、移動を行うができます。これを行うと、コピーされたステップや分岐は自動的に割り当てられたフロー変数を保持します。他のビジネスプロセスの一部であるフローの中にステップと分岐を貼り付ける場合と同じように、フローとビジネスプロセスをコピーしたり貼り付けることができます。
フロー間で項目をコピーしたり貼り付けるには、コンテキストメニューのオプションを使用してください。
分岐をコピーするには、分岐の最初に表示されるステップで右クリックしてください。
ステップと分岐をフローに移動させるには、項目をドラッグするか、コンテキストメニューを使用してカット&ペーストすることができます。
フロー間で複数のステップをコピー&ペーストするには、まずCtrlキーを押下しながらステップを選択し、コンテキストメニューオプションを使用します。(Since version: 4.7)
変数
ターゲットのフローに存在していない変数を持つステップをコピーした時、ステップの貼り付けの際に変数が作成されます。
ターゲットのフローに同じ変数を持つステップをコピーすると、[重複変数]ダイアログボックスが開きます。ここで、以下のオプションのどれかを設定する必要があります。
既存を使用 …… このオプション(デフォルトでは未チェック)を選択すると、ターゲットの変数名とそのデフォルト値は全く変更されません。このオプションを選択すると、[名前を指定]カラムは読み込み専用になり、以前の値は削除されます。
名前を指定 ……このオプションを選択すると、新しい変数がターゲットのリポジトリ内で作成されます。このカラムに設定された値は変数名です。従って、そこに表示されている値には自動的にF.(フロー変数の場合)またはB.(ビジネスプロセス変数の場合)の接頭辞が付加されます。[名前を指定]カラムに作成される新しい変数は、その特定のフローまたは[ビジネスプロセス]リポジトリに対してユニークでなければなりません。
同じ名前で異なるデータタイプの変数をコピーする時に、[既存を使用]のオプションはその変数の[重複変数]ダイアログボックス内で無効になります。
ステップをコピーし、貼り付ける時、データベースSQL文とWHERE句に使用されるフロー変数は自動的に作成されません。ステップまたはフローを貼り付けた後で、SQL文をチェックすることを確認してください。SQLは構文解析されず、式としてではなく文字列として扱われることに注意してください。従って、これらのタイプの扱われていないケースのためのエラーは実行時にのみ表示されます。警告メッセージまたはチェッカー/ビルダーのエラーは表示されません。
コピーや貼り付け、移動の注意点
別の分岐(自身でない)を示すGoToコマンドを含む分岐を貼り付けることは、そのフロー内だけで、相互のリニアな親を共有する分岐にだけ有効です。
ブランチを移動すると、移動先のあるリニアの親を共有しない位置を示すGoToステップは失われます。
別のフロー内の任意の場所へのステップをコピーする場合、条件は常にコピーされます。しかし、条件を持つルートステップをルート以外にコピーした場合、条件はコピーされません。トリガー(定義されていれば)が実行された後に、ルートノード上の条件はフロー上の実際の条件です。従って、ルートノードを貼り付けると、条件を貼り付けられません。
そのような設定が定義されると、ルートとしてステップをコピーすることで並行設定がリニアに変更されます。
[セーブポイント]と[完了待ち]の定義は、別のステップにコピーされません。
ルートステップとして貼り付けられない限り、最初のステップで[処理モード]の定義がされます。
ロジックフローの定義は、ターゲットフローで[No]に設定されます。これは、それがフロー定義であり、ステップ定義ではないためです。
データマッパのステップをコピーすることは、そのエラーフロー定義をコピーします。
貼り付け操作は元に戻すことができます。 詳細は、「フローコンポーネントに対する操作の取り消し」を参照してください。 (Since version: 4.7)