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Directory Scannerコンポーネントは、新規ファイルが作成されるとローカルエリアネットワーク(LAN)やFTPのディレクトリをチェックします。最初のファイルが見つかると、ステップは完了します。さらに、コンポーネントは、スキャンしたディレクトリ内の新規に作成されたファイル上で自動的に特定のアクションを実行します。このようにコンポーネントは、新規ファイル作成時に素早く応答できるようになっています。
このコンポーネントを使用して以下の処理を実行することができます。
移動
削除
リネーム
さらに、以下の処理も実行できます。
ディレクトリ、または、サブディレクトリ内にあるファイルの単一ファイルの監視
監視しているファイルのグループまたは特定のファイルの除外
以下に説明する2つのモードでコンポーネントを使用することができます。モードは、コンポーネントをドラッグする場所によって変わります。たとえば、トリガ領域にコンポーネントをドラッグした場合、そのコンポーネントはトリガとして構成されます。
Directory Scannerを使用すると、処理が必要なファイルのリストを作成します。トリガとしてそれを使用すると、このリストが一回だけ作成されます。しかし、ステップとして使用する場合は、ステップが動くたびに、リストが作成されます。 特に、ディレクトリ内に10,000を超えるファイルを持っている場合、このリストを作成する処理に時間がかかります。従って、このような場合に、可能ならばトリガとしてDirectory Scannerを使用してください。 Directory ScannerがFTPSを使用している場合、リソースのエンコーディングがUnicode(UTF-8)に設定されていないと日本語の文字を含むファイル名に対してDirectory Scannerが正しい動作をしない可能性があります。 |
モード |
説明 |
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ステップ |
構成基準を満たすファイルが指定時間内に見つかるか、指定時間が経過した場合、場合に応じたアクションが実行されます。 |
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トリガ |
コンポーネントはサーバによって起動され、サーバが実行している間は、ディレクトリ内の新規ファイルを監視し続けます。
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配備
配環境では、コンポーネントは設定パラメータに従ってディレクトリをスキャンします。(FTP から LANやLAN から LAN の方法で)ファイルを移動している場合は、コンポーネントによって見つかった最初のファイルが、ユーザBLOBや、選択されたを通してフォルダや設定されたディレクトリに返ります。ファイル名は、ユーザ文字列や選択された変数を通して返ります。ファイルが返るフォルダかディレクトリを参照してください。
(FTP から LANやLAN から LAN の方法)でファイルの名前を変更した場合、ファイルはオリジナルのフォルダまたはディレクトリ内でリネームされます。(FTPのDeleteメソッドやLANのDeleteメソッドで)ファイルを削除した場合、ファイルは削除されます。
このコンポーネントを利用したサンプルプロジェクトがあります。以下のフォルダにサンプルプロジェクトがコピーされます。 <Magic xpiのインストールフォルダ>\Extra\SampleProjects |
関連トピック:
プロジェクトのDirectory Scannerコンポーネントがネットワークドライブからファイルにアクセスすることができることを確認するには