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FTP

ファイル転送プロトコル(FTP)は、物理的な場所に関係なくローカルホスト(自分のコンピュータ)とリモートホスト(他のコンピュータ)間でのファイルの転送を可能にするユーティリティです。つまり、コンピュータは同じネットワーク上にあっても、他のネットワーク上にあっても構わないのです。

FTPクライアントプログラムがユーザのコンピュータ上でも稼動します。一方、FTPサーバプログラムはホストコンピュータ上で動作します。FTPサーバはリクエストを受け付けると、要求されたファイルをクライアントに送信します。アカウント番号とパスワードを入力して、FTPサイト、または、サーバにログオンすると、コマンドリンクがインターネット上に確立されます。クライアントは、ファイルをリストし、FTPサーバへのディレクトリを変更するなど、ステータスメッセージを返信するコマンドを送信します。接続が完了し、ファイルをダウンロードする準備が整うと、FTPは第2データ接続を開き、そのファイル転送が終了すると、データ接続を閉じます。

 

FTPを使用する利点は以下の通りです。

FTPコネクタはLocal Agent 有効時において互換性を維持しています。(Since version: 4.13.2)

FTPコンポーネントを使用して以下のFTPオペレーションを実行することができます。

コマンド

オペレーション

CD

リモートサーバ上のアクティブなディレクトリを変更します。

PUT

ローカルディレクトリからリモートサーバへ単一のファイルを転送します。

PUTA

ローカルディレクトリからリモート サーバへ単一のファイルを追加します。

GET

リモートサーバからローカルディレクトリへ単一のファイルを転送します。

QUIT

FTPセッションを停止、終了します。

REN

リモートサーバ上の単一のファイル名を変更します。

DEL

リモートサーバ上の単一のファイルを削除します。

MK

リモートサーバ上にディレクトリを作成します。

RM

リモートサーバ上のディレクトリを削除します。

DIR

リモートサーバ上の単一ディレクトリのコンテンツを表示します。

出力は、オペレーション テーブルのOpr_Dataフィールドに保存されます。このテーブルは内部メソッドのみに使用されます。

OS

サーバのオペレーティング システムのタイプを取得します。

出力は、オペレーション テーブルのOpr_Dataフィールドに保存されます。このテーブルは内部メソッドのみに使用されます。

ASCII

BINARY

転送モード。ASCII、またはBinaryデータ フォーマットのどちらかに設定できます。

ファイルは、ASCIIテキストファイルフォーマット(.txt、.html、.pl、.asp、.php、.xml、.css)、またはBinaryファイルフォーマット(.gif、.jpg、.png、.swf、.exe、.zip、.raw)でアップロードすることができます。

Open Session

選択したサーバへのFTP接続を開きます。

MDel

複数のファイルをリモートサーバのディレクトリから削除します。

MGet

複数のファイルをリモートサーバのディレクトリから転送します。

Mput

複数のファイルをリモートサーバのディレクトリへ転送します。

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