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データマッパーでは、書式化されていないプレーンなテキストファイル(フラットファイル)のデータを使用して、送り先にそれらのデータをマッピングできます。これらのデータは、任意の送り先タイプに対して使用できます。
フラットファイルのデータを使用すると、データベースに変更を加えたり、パラメータを渡してフローを呼び出したり、XMLまたはHTMLファイルを作成することができます。
[フラットファイル]プロパティにより、フラットファイルのデータを分割する方法を定義して、データマッパーが正しいデータをマップできるようにすることが可能です。フラットファイルを送り先として選択すると、フラットファイルを作成できます。この場合、作成するフラットファイルでデータをどのように配置するかを定義する必要があります。
位置と区切りでデータを配置することができます。すでに、区切り文字または位置取りによって定義されたサンプルファイルを選択することができます。
[プロパティ]ペインには、以下のプロパティが含まれています。
プロパティ |
説明 |
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名 |
スキーマの名前を入力してください。 |
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説明 |
スキーマの説明を入力してください。 |
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送り元/送り先のタイプ |
送り元情報がどこに位置しているか、または送り先ファイルがどこに作成されるか選択してください。
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データ送り元/送り先のエンコーディング |
使用したいフラットファイルのエンコーディング。ドロップダウンリストからの以下のどれかを選択します。
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コードページ |
使用したいコードページの値を入力します。[データ送り元/送り先のエンコーディング]パラメーターで[Custom]オプションが選択されている場合は、コードページを選択する必要があります。デフォルトのコードページは、ifs.iniファイルにのプロパティ([MAGIC_IBOLT] DefaultCustomCodePage)として設定されています。値が指定されていない場合、デフォルトのコード・ページ(ibm-930_P120-1999)となります。 Since version: 4.9 |
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ファイルパス |
[送り元/送り先のタイプ]プロパティ(上記)で File を選択した場合、をクリックして、ファイルを位置付ける式または条件を作成するための式エディタを使用します。 |
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変数 |
[送り元/送り先のタイプ]プロパティ(上記)で Variable を選択した場合、をクリックして変数リストが開きます。ここで変数を選択して[選択]をクリックしてください。 |
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タイプ |
フラットファイルのタイプが表示される読み込み専用フィールドです。ここでは、[フラットファイル]ダイアログボックスで区切り文字か、固定長かが定義されます。 |
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列区切り文字 |
[フラットファイル]ダイアログボックスの[列区切り文字]パラメータで選択された値を表示する読み込み専用フィールド。 |
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レコード区切り文字 |
[フラットファイル]ダイアログボックスの[レコード区切り文字]パラメータで選択された値を表示する読み込み専用フィールド。 |
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区切り文字をデータに含め |
クオーテーションマーク(")で囲まれた文字(カンマやスペース)をどのように扱うかを定義できます。デフォルトは、Noです。この場合、区切り文字として扱われ、その文字以降の部分は新しいフィールドとして扱われます。 例: "new york city, new york", chicago, illinois - は以下の4つのフィールドになります。 new york city new york chicago illinois この特性がチェックされると、Magic xpiはダブルクオーテーション(")の組み合わせを検索します。ダブルクオーテーションの中にある区切り文字は、区切り文字として扱われなくなります。 例:"new york city, new york", chicago, illinois - は3つのフィールドになります。 new york city, new york chicago illinois
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詳細 |
フラットファイルスキーマの詳細とレイアウトです。フラットファイルのレイアウトについての情報を追加するために、をクリックして、[フラットファイル]ダイアログボックスを開きます。Since version: 4.5 |
[フラットファイル]ダイアログボックスには以下のプロパティが含まれています。
プロパティ |
説明 |
ファイルの例 |
サンプルファイルは、現在のマッピング処理で使用されるフラットファイルのように、同じ要素を持ち同じ書式のフラットファイルです。データマッパーは、フラットファイルでフラットファイルデータをどのように配置するかを定義するためにサンプルファイル内で情報を使用します。 区切り文字または位置取りによってすでに定義されているサンプルファイルを選択することができます。フラットファイルからマップにデータを定義するためにサンプルファイルを使用したい場合、をクリックしてサンプルとして使用するフラットファイルを例として選択してください。 サンプルファイルを選択したら[再表示]をクリックします。テーブルのデータがサンプルファイルに定義された位置取りまたは区切り文字に従って自動的に入力されます。 いったんファイルを設定したら、必要に応じて後で変更することができます。 |
タイプ |
データをどのように配置するかを定義します。ドロップダウンリストから以下のどれかを1つを選択してください:
1.,new york city,new york;2.,chicago,illinois;3.,Los Angeles,California; 各要素をデータのまとまりとして分割し、特定のデータグループをレコードとして分割できます。例えば、番号、都市名、および州名は別々のデータのまとまりですが、番号、都市名、および州名は総体的にはレコードとして認識されます。
1.new york city new york 2. chicago illinois 3. Los Angeles California この場合、データマッパーは、New Yorkのnが3番目のスペースにあり、New York Cityの長さが13スペースなので、New York Cityをデータとして読み取ります。フラットファイルでは、マッピングするデータの位置をすべて定義する必要があります。マップが不要なデータの場合は、その位置を定義する必要はありません。 |
列区切文字 |
データの区切り文字(,/;)を入力します。大文字でSPACEまたはTABと入力するとスペースやタブを区切り文字として使用できます。 |
レコード区切り文字 |
フラットファイルデータでレコードを示す区切り文字を入力します。 |
フラットファイルのレイアウトについての情報をこのダイアログボックスに追加することができます。[追加]をクリックして、新しいフィールドをテーブルに追加します。 |
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名 |
フィールド名を入力してください。名前は最高260文字まで含めることができます。ドット(.)または括弧を含めることはできません。 |
データタイプ |
文字、数値、日付、または時刻を選択してください。 |
フォーマット |
[データタイプ]の書式を入力します。例えば、15と入力して[データタイプ]が文字の場合は、15文字の英数字パラメータであることを意味します。[データタイプ]が日付で、[書式]がYY/MM/DDの場合、日付は2桁ごとの年/月/日の書式で表されます(2004年5月16日の場合は04/05/16)。 詳細な説明は、書式フォーマットを参照してください。 |
From |
位置取りの開始位置を、0より大きい数字(例えば、1)で入力します。このフィールドは位置取りのフラットファイルの場合のみ有効になります。 |
長さ |
フィールド長を示す数値を入力します(文字 30は、[データタイプ]が文字であり、長さが30文字であることを意味します)。 |
フィールドを削除するには、テーブル内のフィールドを選択し[削除]をクリックします。
リスト内でフィールドを上下させるには、移動したいフィールドを含む行を選択し、リスト右側の矢印をクリックして選択した行をリスト内で上下に動かします。
[リフレッシュ]をクリックすると、新しい区切り文字とサンプルファイルに従い、サンプルファイルが再読み込まれ、既存のフィールドを置き換えます。これはスキーマが文字区切りのフラットファイルでサンプルファイルがある場合に利用できます。
[保存]をクリックすると、フラットファイルのプロパティを.txtとして保存できます。
[読込]をクリックすると、以前に作成し、.txt で保存されたフラットファイルのプロパティを読み込みます。
[OK]をクリックすると、新しいエントリを保存しダイアログボックスを閉じます。
[キャンセル]をクリックすると、新しいエントリは保存されずにダイアログボックスを閉じます。