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Flow Dataユーティリティ(ODSと変数)

Flow Dataユーティリティは、Magic xpiプロジェクトのフロー間、そしてフロー内のデータのフローを管理するために使用されます。このサービスをODSデータ、フロー変数、環境変数とユーザパラメータデータで使用することができます。例えば、Flow Dataユーティリティを使用して自動的にフロー内のフロー変数の値を更新することができます。これを行なうには、更新アクションを使用して、フロー変数をタイプとして選択します。そしてデータの起点を示す更新式を選択します。フロー変数に関連付けられているテキストを更新したい場合、[Flow Dataユーティリティ構成]ダイアログボックスのテーブルに以下の情報を入力します。

次の表は、Flow Dataユーティリティでコントロール可能なアクションとデータのタイプを説明しています。

アクション

動作

サポートするデータタイプ

Update(更新)

データを置換し、データを変数に追加します。たとえば、ファイルの中身をユーザBLOBまたはユーザ文字列に追加できます。フロー変数の値を変更することもできます。

ステップ内でODSを更新し、そのODSが存在していない場合、Magic xpiはODSを作成します。

フロー変数

コンテキスト変数

グローバル変数

BP変数

ODSグローバル

ODSローカル

環境変数

Clear(クリア)

変数の値を削除します。例えば、ユーザBLOBまたはユーザ文字列のすべての内容から消去したり、フロー変数の現在の値を消することができます。

フロー変数

コンテキスト変数

グローバル変数

BP変数

ODSグローバル

ODSローカル

環境変数

Reset(リセット)

フロー変数の値を作成時に入力された元のデフォルト値に変更します。このオプションは、フロー変数の作成時にデフォルト値を入力した場合にのみ利用できます。

フロー変数

コンテキスト変数

グローバル変数

BP変数

Delete(削除)

ODSエントリを消去します。ユーザキーレベルでデータが消去され、ユーザキーは存在しなくなります。

Clearを選択した場合は、ODSの入力内容に含まれる情報が消去されますが、ユーザキーは消去されないので、データの追加や変更はいつでも可能です。

ODSグローバル

ODSローカル

Insert(挿入)

ODSキーインデックスにデータを追加します。インデックスはODS配列の一部で、単一のODSキーに複数のデータを入力できます。配列に含まれる個々のデータはインデックスに含まれます。

ODSグローバル

ODSローカル

  • Flow Dataユーティリティを使用して環境変数を更新することができます。値は現在の実行の間だけ変更され、サーバが停止すると保存されません。値は環境変数を使用している同じスレッド内の全てのステップで認識されます。

  • Flow Dataユーティリティ内での UDSSet 関数の使い方は、数値フロー変数(関数の戻り値)で更新し、ソース、送り先の変数名はシングルクオーテーションで囲みます。
    例:UDSSet( 'F.MyDestinationUDS','F.MySourceUDS','True'Log,'MyUDSModule1')

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